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Webエンジニアのキャリアパス11選!将来を見据えてキャリア設計をしよう

この記事の監修者
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橋本 琢王
CIRANUI株式会社代表取締役 2015年にエンジニアとしてのキャリアをスタートし、制作会社のWEBディレクター、ヘルスケアスタートアップのWEBエンジニア、事業会社のプロジェクトマネージャー・プロダクトマネージャーなど様々なプロジェクトに参画。 プロジェクトマネージャー、WEBディレクター、WEBエンジニアとしてのキャリアを築く。 プロジェクトに参画しながら、2016年にフリーランスチーム「FIREWORKS」を立ち上げ、フリーランスで活躍するエンジニアやデザイナーと共に、WEBブランディング、WEB開発を行う。 2021年に個人事業主から法人化をしてCIRANUI株式会社代表取締役に就任。

IT業界の市場が伸び続けているのと反対に、Webエンジニア不足が深刻化している現在では、「手に職をつけられる」「自由な働き方ができそう」といった理由でWebエンジニアを目指す人が増えています。

しかし、中には「Webエンジニアになりたいけど、35歳定年説もあって、今後どんなキャリアを築いていけばいいかわからない」という人も多いです。

せっかくWebエンジニアになれたとしても、Webエンジニア自体に将来性がなかったり、キャリアがうまく築けないようでは不安ですよね。

そこで本記事では、Webエンジニアのキャリアパスについてご紹介していきます。

11種類のキャリアパスをご紹介しますので、ぜひ参考にしていただき、あなたのキャリア形成にお役立てください。

目次

Webエンジニアのキャリアパスはかなり幅が広い

webエンジニア キャリアパス Webエンジニアのキャリアパスは、技術職やマネジメント職、コンサルタント職など多種多様に存在します。

技術職 フルスタックエンジニア / ITアーキテクト / ITスペシャリスト / リードエンジニア / CTO
マネジメント職 VPoE / プロジェクトマネージャー(PM)/ Webディレクター
そのほか ITコンサルタント / IT講師 / フリーランス

Webエンジニアとして技術を極めるか、マネジメントスキルを磨くかによってキャリアパスが変わってきます。

自身の強みや特性に合わせてキャリアパスを考えましょう。

今挙げたキャリアプランだけではなく、WebエンジニアからWebデザイナーやフロントエンドエンジニアにキャリアチェンジも可能です。

会社員という肩書きにこだわる必要もなく、フリーランスとして独立することもできます。

働き方の選択肢が多いのもWebエンジニアの魅力といえるでしょう。

35歳定年説はキャリアパス次第

webエンジニア 35年定年説

IT業界を目指したことがある人なら「35歳定年説」という言葉を、1度は聞いたことがあるのではないでしょうか。

30歳を越えると、新しいIT技術についていけなくなったり、体力的にも衰えてくることから、35歳定年説という言葉が生まれました。

もちろん30代以上でWebエンジニアとして活躍している人もいますが、強みがないWebエンジニアの市場価値はどんどん下がっていきます。

Webエンジニアは年齢とともに、仕事の単価が上がる傾向があります。

30代以上で技術力の低いWebエンジニアより、技術は無いけれど伸びしろがある、単価の安い20代のWebエンジニアのほうが需要が高いといえます。

キャリアパスを明確にし、計画的にキャリアを積み重ね、独自の強みを持った人材にならないとIT業界で生き残ることはできません。

Webエンジニアを極めるキャリアパス5選

webエンジニア キャリアパス

Webエンジニアを極めるキャリアパスは、Web業界の早い変化や最新技術に抵抗がなく、自身のスキルを高めることにやりがいを感じる方におすすめです。

ここでは、技術のスペシャリストとしてキャリアパスを描きたい人に、5つのキャリアパスをご紹介します。

  • フルスタックエンジニア
  • ITスペシャリスト
  • ITアーキテクト
  • リードエンジニア
  • CTO

IT業界は変化が激しいので、作業をこなすだけのWebエンジニアは淘汰されます。

続々と参入してくる若手Webエンジニアに負けないよう、これまでの経験を活かして技術力を高めることが大切です。

専門性に磨きをかけて、市場価値の高い人材を目指しましょう。

フルスタックエンジニア

フルスタックエンジニアとは、Web開発やシステム開発などの設計から開発、保守運用までの一連の工程をすべてを担えるエンジニアのことです。

1人で全ての業務をこなす場合があるので、上流から下流まで幅広い開発工程に対応できる知識や技術が求められます。

そのため、これまでのWebエンジニアの経験にプラスして貪欲に新しい知識や技術を身につける姿勢が必要です。

フルスタックエンジニアは、1人で複数の工程に対応することができるので、企業からは重宝される職種です。

特に、人件費や外注費が限られているスタートアップ企業で求められることが多くなっています。

フルスタックエンジニアは定義が曖昧なため、明確な年収データは存在しません。

近年のWeb業界ではフルスタックエンジニアが不足しているので、市場価値が高くなっています。

これらを踏まえると、Webエンジニアの平均年収である、579万円より高い額が期待できるでしょう。
参考:求人ボックス 給料ナビ 更新日:2022年3月3日

フルスタックエンジニアについては以下の記事でさらに詳しく解説しています。ぜひご覧ください。

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関連記事:フルスタックエンジニアとは?必要なスキルから年収、将来性まで解説

ITスペシャリスト

ITスペシャリストは、IPA(独立行政法人情報処理推進機構)が定めるITSS(ITスキル標準)の6つの専門分野のいずれかで、スキルレベルが3以上を取得している人のことです。
参考:ITスキル標準V3 2011

ITスペシャリストの仕事内容は専門分野によって大きく異なります。

システム管理

システムの設計から構築、運用保守や管理など、システム全体のサポートをします。

セキュリティ

個人情報や企業の機密情報流出を防ぐために、セキュリティ機能の設計や構築、運用を行います。

データベース

データ管理する上で欠かせない、データベースの設計や構築を行います。

ネットワーク

LANやWANなどのネットワーク構成の検討から行い、設計や構築、運用まで行います。

プラットフォーム

システムを動作させるために必要な基盤であるOSやミドルウェアの選定や設計、導入から運用まで行います。

アプリケーション基盤

システムに適したフレームワークやソフトウェアの選定から、開発や導入を行います。

ITスペシャリストの平均年収は573万円ですが、スキルレベルによって年収に開きがあります。

スキルレベルに比例して年収も上がるので、スキルと実績次第で高収入が得られます。
参考:求人ボックス 給料ナビ 更新日:2022年3月3日

ITアーキテクト

ITアーキテクトはクライアントのビジネス戦略において、最適なシステムを立案し、設計する人のことを指します。

クライアントの経営層と接する職種のため、Webエンジニアとしてのプログラミングスキルだけでなく、マネジメントやビジネススキルなどが必要です。

ITアーキテクトには3つの専門分野があり、それぞれの内容を簡単に紹介します。

インテグレーション アーキテクチャ

企業内および企業間のシステム連携や統合を実現するための設計を行います。

インフラストラクチャ アーキテクチャ

システムのセキュリティやプラットフォームなどのインフラ設計を行います。

アプリケーション アーキテクチャ

機能を実装する方法を決めたり、ユーザーが操作しやすいアプリケーションの設計を行います。

ITアーキテクトの平均年収は716万円です。求められるスキルが高いため年収も高くなっています。
参考:求人ボックス 給料ナビ 更新日:2022年3月3日

ITアーキテクトについてさらに詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

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関連記事:ITアーキテクトとは?仕事内容や必要なスキル、キャリアプランまで解説

リードエンジニア

リードエンジニアとは、エンジニアチームのリーダーポジションを担うエンジニアのことで、テックリードと呼ばれる場合もあります。

エンジニアがつくるプログラミングコードの品質をチェックしたり、エンジニアチームの窓口として他組織や他部署と連携をとったりと、幅広く業務をこなします。

リードエンジニアには、プログラミングスキルはもちろんのこと、リーダーとしてのマネジメントスキルとチームのメンバーや他部署と接するためのコミュニケーションスキルが必要です。

チーム全体として作業がスムーズに進むかどうかは、リードエンジニアの手腕にかかっています。

リードエンジニアの平均年収は696万円です。技術面のリーダー的存在であるリードエンジニアは、Webエンジニアよりも高収入が得やすいでしょう。
参考:求人ボックス 給料ナビ 更新日:2022年3月3日

リードエンジニアについては以下の記事でさらに詳しく解説しています。気になる方はぜひご覧ください。

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CTO

CTOとは「Chief Technology Officer(チーフ テクノロジー オフィサー)」または「Chief Technical Officer(チーフ テクニカル オフィサー)」の略称で、最高技術責任者のことです。

CTOはWebエンジニアがたどり着けるキャリアパスとしては最高峰といえます。

CTOの役割は会社規模や業界によってさまざまですが、技術面から経営を支え、企業が目指すビジョンを実現します。

スタートアップから小規模な企業では先ほど紹介したリードエンジニアの仕事内容を担うことがあります。

中小企業から大企業では技術面から経営に関わり、会社を先導することが仕事内容です。

求人情報を扱う求人ボックスでCTOの平均年収に関するデータは公開されていませんが、経営戦略の根幹を担うポジションであるCTOの平均年収は、Webエンジニアの平均年収である、579万円より高い額が期待できるでしょう。

Webエンジニアのマネジメントをするキャリアパス3選

webエンジニア キャリアパス マネジメント

将来的には現場でコードを書くだけでなく、管理職として活躍したい人も多いのではないでしょうか?

そんなマネジメント系のキャリアパスを歩みたい人に、3つのキャリアパスをご紹介します。

  • VPoE
  • プロジェクトマネージャー
  • Webディレクター

マネジメント系の職種は他部署やクライアントとやりとりする機会が多いので、コミュニケーション能力も求められます。

またプロジェクトチームをまとめて先導することや若手エンジニアの教育をすることも仕事内容です。

そのため人と関わることが好きな方にはおすすめのキャリアパスといえるでしょう。

マネジメント系のキャリアパスについて、それぞれの特徴や仕事内容を詳しく解説します。

VPoE

VPoEとは「Vice President of Engineering(バイス プレジデント オブ エンジニアリング)」の略称で、エンジニア部門のマネジメント責任者のことです。

VPoEはエンジニアの採用や評価、チームのメンバー管理や人員配置など、エンジニアが最大限にスキルを発揮できる環境をつくります。

これらの業務を担うためには、チーム内の課題を見つけ出し解決するスキルやコミュニケーション能力などが必要です。

リモートワークの普及に伴い、エンジニアのマネジメントを急務とする企業が増えています。

そのため、VPoEの役割を果たすことができる人材の市場価値は非常に高いです。

VPoEは欧米では馴染みのある役職ですが、日本ではあまり浸透していないので、明確な平均年収は公開されていません。

しかしCTO同様、経営側ポジションに位置するVPoEは、Webエンジニアの平均年収579万円より高い年収が期待できるでしょう。

プロジェクトマネージャー

プロジェクトマネージャーは、プロジェクトチームの責任者を指します。

スケジュール進捗や予算、納期やチームメンバーの管理、成果物の品質チェックなど、プロジェクト全体の管理を行います。

プロジェクトの立ち上げから納品、保守、運用まで全工程を管理するためには、ITに関する幅広い知識と技術が必要です。

また、チームをまとめ上げるマネジメントスキルとコミュニケーションスキルも必要となります。

まずはプロジェクトリーダーとして経験を積み、その後プロジェクトマネージャーへとキャリアアップを目指しましょう。

プロジェクトマネージャーの平均年収は623万円です。

プロジェクトマネージャーなどの管理系の職種は、Webエンジニアやプログラマーなどの作業者に比べて、年収が高い傾向にあります。

また、高い技術力とマネジメントスキル、そしてコミュニケーションスキルを有した人材は常に不足しているので、その市場価値は非常に高いです。
参考:求人ボックス 給料ナビ 更新日:2022年3月3日

Webディレクター

Webディレクターは、Webサイト制作や運営におけるプロジェクトの管理や進行を行います。

WebエンジニアやWebデザイナーといった作業者に、指示や指導をするのもWebディレクターの役目です。

Webディレクターにはマネジメントスキルに加えてディレクションスキルが求められます。

ディレクションスキルとはプロジェクトの方向性を決めて、正しい方向に推し進める能力です。

プロジェクトが間違った方向へ進まないよう全体を俯瞰する広い視野があるとWebディレクターとして活躍できるでしょう。

Webディレクターの平均年収は493万円で、平均年収額の幅が301万円〜806万円と広く、経験値や求められるスキルによって年収は大きく変わります。
参考:求人ボックス 給料ナビ 更新日:2022年3月3日

Webディレクターについては以下の記事でさらに詳しく解説しているので、気になる方はチェックしてください。

関連記事:Webディレクターについて徹底解剖!仕事内容や将来性から必要なスキルまで詳しく解説

Webエンジニアの経験を活かした別職種へのキャリアパス3選

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Webエンジニアのキャリアパスは技術職とマネジメント職がメインですが、他にも別業種へのキャリアパスも選択肢にあります。

ここではWebエンジニアとして現場で培った経験を活かせるキャリアパスを紹介します。

代表的な別職種へのキャリアパスは以下の3つです。

  • ITコンサルタント
  • Webコンサルタント
  • システムエンジニア

IT業界に縛られることなく、興味のある業界で働けるのもWebエンジニアの特権です。

Webエンジニアとして保有する専門性の高い知識やスキルは別職種への転職でも役に立ちます。

それぞれの仕事内容や特徴を解説します。

ITコンサルタント

ITコンサルタントとは、ITを活用して企業の課題を解決する専門家です。

リサーチや分析、IT戦略の策定、システムの導入や改善など、業務範囲は多岐に渡ります。

Webエンジニアとして培った経験や技術力があればクライアントに対して説得力のあるコンサルティングを行うことができます。

ITコンサルタントとして成功するためにはクライアント企業の業界の動向やビジネスに関する知識が必要不可欠です。

そのため、好奇心を持って情報収集ができる人に向いている職種といえるでしょう。

ITコンサルタントの平均年収は647万円です。

IT技術の知識だけではなく経営や会計、クライアントが関わる業界の理解など、覚えることも多く、高度なスキルを求められるので年収も高くなります。
参考:求人ボックス 給料ナビ 更新日:2022年3月3日

ITコンサルタントについては以下の記事でさらに詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。

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Webコンサルタント

Webコンサルタントは、クライアント企業のビジネス戦略上の課題をWebを使って解決することが仕事です。

例えば、Webサイトの作成やWebサイトからの売上を上げるための支援や効果測定など、Webに関するさまざまな業務を担います。

急速に進むIT化に対応するために、Webサイトへの集客や自社通販、SNS運用代行などを求める企業が増えています。

Webコンサルタントには、その名の通りコンサルタントスキルが必要です。

またWebサービスの変化の速さに対応するための情報収集スキルも求められます。

Webコンサルタントの平均年収は求人情報を扱う求人ボックスで公表されていません。

コロナ禍以降の企業においては、Webコンサルタントのニーズが急増していることから、経験やキャリアによってはWebエンジニアの年収を超えることが期待できます。

システムエンジニア

システムエンジニアは、サーバーやネットワークなどのシステム全般の設計や開発、運用を行う職種です。

顧客のニーズを聞き取り、それに応えるシステムの設計が求められるため、コミュニケーション能力が必要となります。

またシステム開発を行うチームをまとめるのもシステムエンジニアの仕事です。そのためマネジメントスキルも求められます。

システムエンジニアの平均年収は525万円です。

専門性の高いシステムエンジニアの年収はWebエンジニアと同等かやや低い水準になっています。

ただし、年収の幅が325〜947万円と広いので、経験やスキル、勤務先で大きく変わります。

システムエンジニアの中でも上流工程に携われる企業の方が年収が高い傾向があります。

上流工程に携わりたい場合は下流工程からスタートしてスキルアップを目指しましょう。
参考:求人ボックス 給料ナビ更新日:2023年5月8日

システムエンジニアとWebエンジニアは似ているようで異なります。違いについて気になる人は、以下の記事をご覧ください。

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Webエンジニアにはフリーランスというキャリアパスもある

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フリーランスのWebエンジニアに転身するのも1つの手段です。

フリーランスとは、企業や団体に所属せず、個人で仕事を請け負う働き方を指します。

組織内のしがらみなどがないので、働き方の自由度が高く場所や時間に縛られたくない場合におすすめのキャリアパスです。

スキルはもちろん、仕事獲得のための営業やスケジュール管理などすべて自分で行う必要があります。大変ですがその反面、自由なキャリアパスを描けるのはフリーランスの魅力です。

例えばWebエンジニアとして働きながら、自分自身の経験をもとに、プログラミングスクールでPhytoh言語を教えたり、知人から紹介されたWebサイト制作に携わったりなど、働き方は十人十色です。

また会社員のようにある程度の年収は決まっていないので、自分次第で年収を増やすことも可能です。

自由な働き方と高い年収を目指せるフリーランスを目指す価値は高いといえるでしょう。

Webエンジニアがフリーランスになることのメリットや注意点は以下の記事で詳しくご紹介しています。

将来的にフリーランス化を検討しているのであれば必見の内容ですので、ぜひ参考にしてください。

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関連記事:Webエンジニアがフリーランスになるのは危険?フリーランスのメリット・デメリットや案件獲得方法まで徹底解説

Webエンジニアがキャリアパスを考える時に意識すべきこと

webエンジニア キャリアパス 考え方

Webエンジニアはキャリアパスの選択肢が多い職種です。

数ある選択肢の中から最適なキャリアパスを選ぶには、自分の考えや適性を理解した上で、キャリアパスを考える必要があります。

ここでは、キャリアパスを考える時に意識するべきことを3つご紹介します。

  • 自分の目標やゴールを明確にする
  • 自己分析から業務適性をチェックする
  • キャリアパスの将来性を徹底的に調べる

目指すべき道を決めてキャリアパスに向かって全力疾走するためには、上記3つのことを意識することが必要です。

途中で後悔しないために、ひとつずつしっかり確認していきましょう。

自分の目標やゴールを明確にする

1年後、3年後、10年後に自分がどうなっていたいのかということを言語化してみましょう。

頭の中で考えるだけでなく、文字にして書き出すことで目標やゴールを客観視できます。

キャリアパスや年収、働き方など多方面から考えることが大切です。

また、数字を使って目標を具体化することで、より計画が立てやすくなります。

例えば、プロジェクトマネージャーを目指すと仮定します。

  • 半年後のプロジェクトマネジャー試験に合格する
  • 1年間はプロジェクトマネージャーの補佐(PMO)として経験を積む
  • 3年後はフリーのプロジェクトマネージャーになる
  • 5年後には年収600万円以上稼ぐ

目標やゴールが明確になることで、モチベーションアップにもつながります。

逆に目標やゴールが定まっていないと、正しい方向に向けて努力できません。

キャリアアップを考える際には、目標やゴール設定が必要不可欠です。

自己分析から業務適性をチェックする

自分の得意・不得意なことを明確にしましょう。

自己分析を行えば、どのような業務に適性があるかわかります。

例えば、黙々と作業して自分の技術力を高めることに適性を感じるならフルスタックエンジニアなどの技術系のキャリアパスが向いているでしょう。

また、組織の中で働くことが苦手と感じる場合はフリーランスの道を検討することも視野に入れるなど、適性によってキャリアパスは異なります。

適性のあるキャリアパスを選択できれば、その後の成長も早くなります。

苦手な業務に比べて得意な業務ならモチベーションを高く保つことができるからです。

適性のある業務で成果を出せば周囲からの評価が高くなり、さらにモチベーションアップに繋がります。

このように自己分析をして自分がどのような業務に向いているか、適性をチェックすることで間違いのないキャリアアップを選択しましょう。

キャリアパスの将来性を徹底的に調べる

キャリアパスを考える際、案件数や年収を気にする人も多いと思います。

そのためにも自身が目指すキャリアパスの将来性を徹底的に調べましょう。

例えば、フルスタックエンジニアは将来性があると予想できます。

なぜならIT業界は慢性的にエンジニアが不足しているからです。

一人で何役もこなせるフルスタックエンジニアは企業から重宝され、市場価値が高くなると期待できます。

また、VPoEやプロジェクトマネージャーなどのマネジメントスキルやコミュニケーションスキルが必要な職種は今のところAIに取って変わられることは少ないでしょう。

そのため将来性が高いといえます。

とはいえ、将来がどうなるかは誰にも分かりません。

変化のスピードが早いWeb業界で生き残るためには、自分のスキルを磨きながら経験を積み、どんな状況でも対応できる人材になることが大切です。

自分の目指すキャリアパスを実現するためには?

Webエンジニアの豊富なキャリアパスから希望する進路を選んだら、次は実現のために何をしたらいいか悩む人が多いでしょう。

ここでは、自分の目指すキャリアパスを実現するには具体的にどうすれば良いのか、3つの方法をお伝えします。

  • 目指すキャリアパスに必要なスキルを取得する
  • 実際にその業務をしている人と繋がる
  • 副業で実務を経験しておく

Webエンジニアからのキャリアアップを目指す人は数多くいます。

ライバルの一歩先をいくためには上記の3点が重要です。

理想のキャリアパスを実現するためにそれぞれの内容を確認していきましょう。

目指すキャリアパスに必要なスキルを習得する

まずは目指すキャリアパスに必要なスキルや資格を調べましょう。

必要なスキルや資格を習得するために実務の経験や勉強をすれば、自ずと実力が身につきます。

また、資格を保有していれば、転職活動の際にも有利になります。

例えばデータベースのITスペシャリストを目指す場合、おすすめの資格は以下の2つです。

  • 日本オラクル社主催のオラクルマスター
  • 国家資格のデータベーススペシャリスト

これらの資格にチャレンジして合格すれば、データベースに関する理解が深まるでしょう。

Webエンジニアからのキャリアパスに必要なのは基本的にはスキルです。

一口にスキルといっても、プログラマーとしての技術的なスキルや、管理職としてのマネジメントスキルなどさまざまです。

まずは目指すキャリアパスに求められるスキルを調べて、習得することを目標としましょう。

実際にその業務をしている人と繋がる

実際に自分のやりたい業務をしている人と繋がることで、どのような手順でキャリアを積めばいいか、参考にできます。

求められるスキルや今のうちに身につけておくべき知識などを教えてもらえば、転職活動の際にも有利になるでしょう。

例えばフリーランスのWebエンジニアの人と実際に繋がることができれば、1日の流れや案件獲得の方法、会社員との違いなどを聞くことができます。

うまく関係を築ければ仕事を回してもらえるかも知れません。

また、あなたが興味のある業務についての、良いところと悪いところが分かります。

業務上の大変さを知っておけば、キャリアパス後のミスマッチを防ぐことができるでしょう。

実際に目指している業務をしている人と繋がる最大のメリットは、ネットでは分からない、リアルな声が聞けることです。

キャリアパスに後悔したくない場合は、その業務をしている人を探して話を聞いてみることをおすすめします。

副業で実務を経験しておく

副業として実務経験を積むのもひとつの手段です。

Web系の副業は、クラウドワークスやITプロパートナーズといった、大手クラウドソーシングサイトで仕事を受注できます。

キャリアアップ前に副業で実務経験を積めば、実際にその職種に就いた時にスムーズに仕事に取り掛かることが可能です。

手掛けた案件をアピールすることで他の転職希望者との違いをアピールすることもできます。

また、経験者のみを募集している求人案件にも応募できるなどメリットは数多くあります。

実際に副業として仕事をしてみることで、イメージしていた仕事内容と違ったなどのミスマッチを防ぐこともメリットのひとつです。

キャリアパスの選択肢が多くて迷う場合は副業からチャレンジしてみるのもおすすめです。その中から自分にあった仕事を選択すれば、理想のキャリアパスを実現できるでしょう。

Webエンジニアのキャリアパスは多種多様

Webエンジニアから目指せるキャリアパスは技術職やマネジメント職、コンサルタント職や別職種への転向など幅広く存在します。

このように、Webエンジニアのキャリアパスは多種多様なので、目標やゴールを明確にして計画的にキャリアを積んでいかないと、なりたい自分から遠ざかってしまいます。

理想のキャリアパスを実現するために意識するべきことを3つお伝えしました。

  • 自分の目標やゴールを明確にする
  • 自己分析から業務適性をチェックする
  • キャリアパスの将来性を徹底的に調べる

これらを念頭において、あなたにとって最適だと思えるWebエンジニアのキャリアパスを考えてみてください。

最適なキャリアパスを実現するためには、その業務で必要なスキルを習得して副業で実務を経験してみることをおすすめします。

また、実際にその業務に携わっている人に話を聞いてみてもいいでしょう。

Webエンジニアには「35歳定年説」などの暗い話題がありますが、スキルアップを怠らず、目標を明確にすることで理想のキャリアパスを描くことが可能です。

現状維持ではなく目標を明確にしてキャリアアップを実現させましょう。

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