エンジニアはきついというイメージをもっている方も多いのではないでしょうか。
「Webエンジニア きつい」と検索すると、きついことを連想させるような記事がたくさんヒットします。
これからWebエンジニアへ転職を考えている方は不安になってしまいますよね。
特にWebエンジニアを目指している方は、Webエンジニアがきついと言われる背景を知り、転職後にきついと感じないために自身がエンジニアに向いているかどうかも知っておかなければいけません。
また、仮に転職後にきついと感じた際にはどういった選択肢があるのかも知っておく必要があります。
本記事では、Webエンジニアがきついと言われる理由や、Webエンジニアに向いている人の特徴に加え、きついと感じたときの対処法をご紹介します。
Webエンジニアを目指す前に知っておくべきIT業界のこと
Webエンジニアになる前に、Webエンジニアがどういった業界で働いているかを知っておくと良いでしょう。
コンピュータや情報通信を扱ったサービスを展開している業界をIT業界と言い、このサービスを作っているのがエンジニアです。
IT業界は、最近になって成長してきている業界で、今後さらなる発展が見込まれます。
Webエンジニアに転職する上で、特に知っておいた方が良いIT業界の特徴は以下の3つです。
- 実力主義の企業が多い
- IT業界は流れが早い
- 慢性的な人手不足
それぞれ詳しく解説していきます。
実力主義の企業が多い
IT業界では、評価や待遇はそのときの業績や成果によって決められることが多いでしょう。
日本企業に多い年功序列型の評価制度ではなく、個人の能力や成長を重視する企業が増えてきています。
この背景には、IT業界の技術の成長が激しく、新しい技術が次々と生まれていることがあるでしょう。
業界の成長に合わせて柔軟に対応することが求められるため、年功序列であることのメリットが少ないことや、若手の参入が多いことから、このような評価制度になっています。
そのため、自身で学習し、能力を高めていくことが不可欠です。
勉強時間を確保することで、携わっている仕事の知識が増えたり、業務外の技術をキャッチアップしたりすることができます。
実力主義だからこそ、こういった努力は欠かせません。
IT業界は流れが早い
IT業界は、他の業界と比較して特に技術やトレンドの移り変わりが早いと言われています。
例えば、AIや5G、クラウドといった技術も最近出てきたものです。
こういった新しい技術が多く出てくるのもIT業界の特徴と言えるでしょう。
また、個々の技術の発展も早いため、このような技術トレンドの流れについていける人材の需要が高まってきています。
また、IT業界全体でも流れの移り変わりが激しいですが、Webエンジニアの扱う技術についてはさらに早いと言えます。
例えば、新しいフレームワークが次々に出てきたり、既存の言語であっても、バージョンがアップグレードした際に大幅に仕様変更になったりする場合などです。
新しい技術を追う力と、既存の技術を深めていく力の両方が求められます。
慢性的な人手不足
IT業界では、2025年に43万人の人材が不足すると言われています。
前述のとおり、次々と新しい技術が生まれるため、それに特化した人材が少なく、人材不足は今後も大きな問題となるでしょう。
人材不足の背景としては、IT業界の需要拡大と労働人口の減少があります。
今までレガシーな技術を扱っていた企業もIT技術を取り入れることによって効率化を図ったり、IT技術を使ってサービスを展開したりする企業は年々増加しています。
また、少子高齢化によって労働人口が減少していることも要因の一つです。
一般的な労働者の数が減少することも相まって、IT業界に携わる人の数も限られてくるでしょう。
このように、ITの需要が増える一方で、それを扱える人材が不足しているのが現状です。
なぜWebエンジニアはきついと言われるのか?
Webエンジニアはきついという内容の記事はたくさんありますが、具体的にどのようなことに対してきついと言われているのでしょうか。
ここでは、きついと言われる理由をお伝えします。
具体的には以下の5つです。
- 一人がこなす範囲が広く業務量が多い
- アジャイル開発のためスピードが求められる
- 急な仕様変更やバグの発生で残業も珍しくない
- 技術変化が激しいので自己研鑽が欠かせない
- 下請け企業だと激務のところもある
それぞれ詳しく解説していきます。
一人がこなす範囲が広く業務量が多い
Webエンジニアが業務で担当する範囲は他の業種と比較しても広いと言えるでしょう。
Webサービスを作るためには、要件定義・設計、開発、保守・運用といった一連の工程を踏まなければいけません。
Webエンジニアは、これらの工程の全てにかかわるため、一人がこなす業務が広範囲になります。
担当する範囲が広ければ、当然ながら業務量自体も多くなる傾向にあり、それに比例して個人で勉強する時間も多く確保する必要があります。
また、チームの規模が小さければ小さいほど、個々の裁量は大きく、担当する業務の範囲も広くなると言えるでしょう。
各方面で異なる知識が必要な場合は、それぞれの領域の技術をキャッチアップしなければなりません。
特に開発面では、サーバーサイドやフロントエンド、インフラまで手がけるフルスタックエンジニアは、開発における担当の工程が広範囲にわたるため、仕事量は多くなります。
アジャイル開発のためスピードが求められる
アジャイル開発とは、システムやソフトウェア開発におけるプロジェクト開発手法の一つです。
大きな単位でシステムを区切ることなく、短期間に小単位で実装とテストを繰り返して開発を進めていく手法のことを指します。
例えば、サービスに必要な要件と設計を行い、要件を実装できるレベルに落とし込み、それをどのくらいの期間で実装するか、そのためには一週間で何を達成するかを決定します。
もちろん作業の進捗具合によって柔軟に計画を変更しますが、一週間の中で達成する目標が決まっているため、よりスピード感をもった開発サイクルになると言えるでしょう。
最近では、Webサービスを開発する際にアジャイル開発を取り入れる企業やチームが増えてきています。
評価も実力主義ということもあるため、自分のペースで開発するよりかは、集中して無駄なくタスクをこなすことが求められるでしょう。
急な仕様変更やバグの発生で残業も珍しくない
Webサービスの開発途中に、顧客からの要望変更や思いもよらないバグの発生によって、予期していない作業が発生することがあります。
納期の直前やすぐに解決しないといけない場合は、残業をして対応しなければいけません。
職場に「納期がある場合は残業して間に合わせる」といった風潮があると、特に残業が多い傾向にあるため、注意が必要です。
特に受託で案件を請け負っている場合は、開発チームでスケジュールが変更できないこともあるため、残業するケースが多くなります。
さらに、現場が人手不足な場合は、一人で請け負う業務量が多くなってしまうため、残業してまかなうこともあります。
案件に参画する際は、納期やスケジュールをよく確認するほか、職場の雰囲気などをあらかじめ聞いておくことも大切です。
技術変化が激しいので自己研鑽が欠かせない
Webサービスに必要な技術は変化やアップデートが激しく、トレンドを追うためには常に勉強し続ける必要があります。
業務外に技術記事を読んだり、手を動かして実際にコードを書くこともあるでしょう。
既存の技術やフレームワークと互換性の高い新しい技術が出てくることは日常茶飯事です。こういった技術をキャッチアップしていかなければ、トレンドに取り残されてしまうだけでなく、技術選定を行う際に選択肢が狭まってしまいます。
また、新しいサービスを開発していく際は最新の技術から適切なものを選択して導入していくため、新しいフレームワークやツールにはどのようなものがあるかや、アップデートでどのような言語仕様の変更があったかを知っておかなければいけません。
こういった背景からも、自己研鑽の時間を確保することは必要と言えるでしょう。
下請け企業だと激務のところもある
Web開発には、受託開発と自社開発があります。
受託開発は、サービスの開発を受注して納品し、自社開発では、自社で運用しているサービスの開発を行います。
受託開発では、受注した開発をさらに他の企業に外注する場合があり、この外注先の企業が下請け企業です。
下請け企業は、納期やスケジュールが決められていて、厳守しなければなりません。
前述の通り、顧客からの仕様変更があった場合は、それにも対応しなければいけないため、納期が重なると長時間労働となってしまいます。
さらに、下請け企業は人手不足であることも多いので、注意が必要でしょう。
開発にどれくらいの人数が割り当てられているかを事前に見ておくことも重要です。
このように、受託企業の中でも下請け企業の方が残業時間が多く、激務であることが多いと言えます。
転職後にきついと感じないために確認しておくべきこと
これまで、Webエンジニアがきついと言われる理由を述べてきました。
これからWebエンジニアに転職しようと考えている方は、これらに加えて、転職先の職場の環境なども合わせて確認しておくと良いでしょう。
特に注目した方が良い項目は次の5つです。
- エンジニアに向いている人、向いていない人の特徴
- 有休取得率
- 賞与・昇給
- 平均残業時間
- 離職率
これらの項目は、職場の環境がブラックであるかどうかの指標にもなりますので、面談の機会があればぜひ聞いてみると良いです。
Webエンジニアに向いているかどうか
自身がエンジニアに向いているかどうかは確認しておいたほうが良いでしょう。
特に未経験から転職する場合は、Webエンジニアが実際にどのような働き方をするのかイメージがつきにくいです。
そのため、転職してからのミスマッチが起こりやすく、想像とのギャップが大きいためにきついと感じてしまうかもしれません。
そうならないためにも、エンジニアに向いている人がどんな特徴を持っているかを確認し、自身に当てはめてみるのがおすすめです。
転職してから「やっぱりエンジニアはやめておけばよかった」と後悔をすることがないようにしましょう。
Webエンジニアに向いている人の特徴
Webエンジニアに転職したあとに、向いていないことが分かると、どうしても仕事がきついと思ってしまいがちです。
そのため、あらかじめWebエンジニアの職場がどのような雰囲気で、自身が向いているのかをしっかりと確認しておいた方が良いでしょう。
ここでは、Webエンジニアに向いている人の特徴について解説していきます。
向いている人の主な特徴は以下の3つです。
- 論理的に物事を考えられる人
- 集中して黙々と作業できる人
- 最新の技術を追い求め自分のスキルを磨き続けられる人
自分でも当てはまるかどうかを確認しながら読み進めてみてください。
論理的に物事を考えられる人
物事を論理的に考えられる人はWebエンジニアに向いていると言えるでしょう。
Webエンジニアの業務では、論理的に考えなければならないときが多々あります。
例えば、これから作るサービスの要件定義をしたり、設計をしたりするときです。
顧客からヒアリングした機能を要件として落とし込んだり、その要件を実装するための最適な設計をしたりする必要があります。
こういった過程で、なぜその要件を達成するにはどういった手法があるか、なぜそれが最適なのかを考えなければいけません。
論理的に考える場面は、要件定義や設計だけではありません。
開発をする際にも、なぜこのバグが起こっているのか、原因からどういった解決ができるかを考えながらコードを書きます。
このように、Webエンジニアは、業務を進める中で物事を論理的に考えることが多く、そういった考えを持っている方はWebエンジニアに適性があると言えるでしょう。
集中して黙々と作業できる人
Webエンジニアは、チームでプロジェクト自体を進行させますが、開発は一人で行うことが多いでしょう。
そのため、自分一人でも黙々と作業ができる人が向いていると言えます。
開発では、ドキュメントを読んで言語の仕様について理解し、目の前で起きている問題に落とし込まなければいけません。
エラーやバグは頻繁に発生するため、難しい問題でも、数時間一人で解決策を探すといったこともあるでしょう。
このように、Webエンジニアは、長時間黙々と作業をしなければならないため、集中して物事に取り組むことも求められます。
また、最近ではリモートワークも普及しており、自宅でも自分の作業に集中しなければいけません。
最新の技術を追い求め自分のスキルを磨き続けられる人
前述の通り、IT業界は技術の移り変わりが激しい業界です。
古い技術は徐々に廃れ、次々に新しい技術が出てきます。
最新の技術トレンドを追い、キャッチアップしていかなければなりません。
そのため、技術が好きな人や自分のスキルを磨き続けられる人はWebエンジニアに向いていると言えるでしょう。
特に、新しくサービスを立ち上げる際は、新しい技術を選定して作り始めることが多いため、今どんな便利な技術やツールが出ているかは常に把握しておく必要があります。
また、携わっているプロジェクトに使用されている技術についても勉強しなければいけません。
現在使用している技術領域の知見も増やしつつ、新しく出てきた技術もキャッチアップできると良いでしょう。
このように、技術トレンドを追いながらも自分のスキルを高められる人はWebエンジニアに向いています。
Webエンジニアに向いていない人の特徴
Webエンジニアに向いている人の特徴と同様に、向いていない人の特徴も抑えておいた方が良いでしょう。
向いていない人の特徴と自分の性格を照らし合わせることで、転職後に「こんなはずじゃなかった」といった後悔を防ぐことができます。
Webエンジニアに向いていない人の特徴は主に以下の2つです。
- 最新技術の情報収集やスキル習得への関心が薄い
- 課題意識や疑問を持たない
技術への関心や課題意識は、どちらもエンジニアとして働いていくには必要なものなため、転職前から意識できると良いでしょう。
それも踏まえて、自身に当てはまっていないか確認してみてください。
最新技術の情報収集やスキル習得への関心が薄い
最新技術への関心が薄いと、なかなか技術の情報収集が習慣になりません。
IT業界は、次々と新しい技術が出てきます。
特に、Webエンジニアが従事するWeb業界では、早いペースで新しいフレームワークやツールが出てきます。
新しい技術を収集していかないと、エンジニア同士の会話についていけなくなったり、他のエンジニアとのスキル差が開いてしまったりするのです。
前述の通り、新しくプロジェクトを立ち上げる際は、新しい技術を導入することも多いです。
そのため、スキル習得への関心が薄いと、プロジェクトで新しい技術を導入する際に対応できなくなってしまいます。
このように、Webエンジニアは、最新技術の情報収集をするとともに、技術の習得をする機会が多いため、こういったことに苦手意識がある人はWebエンジニアに向かないと言えるでしょう。
課題意識や疑問を持たない
Webエンジニアとして活躍していくためには、課題意識や疑問を持って業務に取り組むことが大切です。
なぜこのコードだとバグになるのかといった疑問を持ったり、こうすれば解決するのではないかなどの仮説を立てたりすることは、Webエンジニアには必須のスキルと言えるでしょう。
このような課題意識や疑問を持つことで、技術に関する知見が深まるだけでなく、問題が出てきてもより効率良く解決できます。
さらに、スキルの上達スピードも早くなるでしょう。
また、常にどういったことが課題かなどの疑問を持っておくことで、サービスの改善にもつながります。
言われたことだけでなく、積極的にユーザーが使いやすいように変えていくことが求められる場合もあります。
有休取得率
転職先のエンジニアがどれくらい有休を取得できているか、あるいは有休を取得しやすいかは調べておきましょう。
有休取得率が明らかに低かった場合、有休が取得しにくい雰囲気があるかもしれません。
納期が迫っていたり、リリース直前になったりすると、エンジニアは忙しくなる傾向にあるため、有休を取りづらくなります。
ブラックな会社ほど、納期が近づくにつれて有休が取りづらくなってしまう傾向があるでしょう。
有給取得率が低いということは、スケジュールがきつく、頻繁に納期に追われていることがあるため、注意が必要です。
また、人手不足でスケジュールに関係なく、業務量が多い場合も考えられます。
このように、有給取得率から会社の状況が分かる場合があるため、どのくらい取得できそうかは重視しておくと良いです。
賞与・昇給
賞与や昇給がどれくらいの頻度であるかやどのくらいの額がもらえるかは、事前に確認できる場合はしておきましょう。
賞与や昇給が適切であるかどうかは、労働者がきちんと評価されるような評価制度が整っているかどうかの判断基準になります。
Web企業は、できて間もない企業も多く、評価制度がまだ整っていない企業も多くあります。
成果を出したとしても、それが給料に反映されないといったことになりかねないため、よく確認しておきましょう。
給料について直接聞きにくい場合は、評価制度はどうなっているかと聞いてみるのが良いかもしれません。
また、昇給は社員のモチベーションにもつながります。
頑張った分だけ給料に反映されていると、職場全体の士気も上がり、職場の雰囲気も良くなります。
平均残業時間
次によく確認しておいた方が良い項目は平均残業時間です。
平均残業時間は、労働環境や労働に対する意識をはかる指標となります。
先ほども述べた通り、Webエンジニアは納期やリリース直前に残業する傾向にあります。
また、エンジニアは人手不足も深刻な問題です。
平均残業時間があまりにも多い職場は、プロジェクトをいくつも抱えていたり、人員不足で業務量自体が多かったりする可能性があります。
また、クライアントから無理な要求が多く、それに対応しなければらならない場合も残業時間が多くなりがちです。
このように、残業時間の長さは時期によっても異なりますが、平均して長い期間が続いている職場は注意した方が良いでしょう。
離職率
最後に、離職率も確認しておきましょう。
離職率は、労働環境や組織が健全かどうかをはかる指標になります。
Webエンジニアは、転職の多い職種なため、他の業種よりも高くなってしまう傾向にありますが、あまりにも高すぎる場合は要注意です。
ポジティブな理由で辞めていく人も多いため、一概には言えませんが、労働環境や人間関係に問題がある場合もあります。
例えば、みなし残業が多い状況がずっと続いたり、休みたくても上司からの理解が得られずに有休が取れないなどです。
このように、離職率が高い背景には人の入れ替わりが激しい場合が考えられます。
長時間労働や悪質な人間関係が習慣になっている可能性もあるため、離職の理由を聞けるならば、実際のところはどのような退職理由が多いかを聞いてみると良いでしょう。
Webエンジニアがきついと感じたら
もしWebエンジニアに転職後にきついと感じてしまった場合、どのような選択肢があるのでしょうか。
一般的には、Webエンジニアのキャリアを生かした選択をとることが多いです。
例えば、
- Webエンジニアとして他の企業に転職する
- フリーランスになる
- Webデザイナーなど他のWeb系職種に転職する
が挙げられます。
どの選択肢をとるかは、Webエンジニアになってみてどう感じたかによるでしょう。
ここでは、どういった人がどの選択肢をとるべきかを解説していきます。
転職する
まずはじめに、Webエンジニアとして他の企業に転職することが選択肢の一つとして挙げられるでしょう。
他の企業への転職は、Webエンジニアの業務自体は続けたいけど、職場の労働環境や人間関係が劣悪な場合に視野に入れると良いでしょう。
また、仕事に対して給料が見合っていないと感じたときも転職を考えるタイミングです。
働きやすい職場に転職することで、仕事に対するモチベーションもパフォーマンスも上がります。
仕事のパフォーマンスが上がれば、より多くの仕事ができるため、給料も上がるでしょう。
このように、転職することで良いサイクルが生まれることがあります。
しかし、自分にあった企業に転職できなければ、環境が改善されないままになってしまうため注意が必要です。
良い企業に転職するためには、企業の情報収集をしっかりと行わなければなりません。
転職エージェントやその企業を良く知っている人に話を聞いてみるのも良いでしょう。
フリーランスになる
転職と同様に、Webエンジニアの業務自体は続けたいけど、職場や待遇に不満がある方はフリーランスになるという選択肢もあります。
フリーランスは、スキルや経験がないと案件が取れないといったデメリットはありますが、煩わしい人間関係や劣悪な労働環境がなくなるというメリットがあります。
高単価の案件もあるため、エンジニアとしてキャリアを積んできた方におすすめです。
また、好きな時間に働けることもメリットでしょう。
しかし、自分で業務量の調節ができる分、自己でスケジュール管理をしなければいけません。
自分自身で集中できる環境を作ったり、労働時間を調節したりしましょう。
また、案件を取るために営業が必要な場合もあるので注意が必要です。
Webデザイナーなど他のWeb系職種に転職する
最後に、同じ業界の別の職種に転職するという選択肢があります。
例えば、WebデザイナーやWebライター、Webマーケターなどです。
これは、Webエンジニアの仕事自体がきついと感じたときにおすすめの選択肢です。
別の職種ではありますが、同じ業界なので今までの経験や知識を生かして仕事ができます。
また、業界が同じというだけあって、一緒に仕事をする機会も多く、馴染みのある仕事に転職できると言えます。
例えば、Webデザイナーがデザインした画面をWebエンジニアが作るなどです。
もし他の職種の業務に興味があったり、Webエンジニアの仕事が合わないと感じていたら、Webデザイナーなど他のWeb系職種に転職することを考えるのも良いかもしれません。
Webエンジニアはきついが魅力のある仕事
ここまで、Webエンジニアがきついと言われる理由やWebエンジニアへの向いている人・向いていない人の特徴、さらにWebエンジニアがきついと感じたときの対処法をお伝えしてきました。
この記事を読んで、Webエンジニアはきつい仕事だと不安になっている方もいるかもしれませんが、少しきついからこそやりがいがあり、魅力的な仕事です。
最近できた業界といったこともあり、若くても活躍できます。
また、論理的思考力が身につき、日々学んでいく中で知識も増えていくでしょう。
このように、Webエンジニアはエンジニアとしても人としても成長できる職業と言えます。
Webエンジニアへの就職を考えている方はぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。