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インフラエンジニアがきついと言われる理由7選と魅力的なこと5選

この記事の監修者
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橋本 琢王
CIRANUI株式会社代表取締役 2015年にエンジニアとしてのキャリアをスタートし、制作会社のWEBディレクター、ヘルスケアスタートアップのWEBエンジニア、事業会社のプロジェクトマネージャー・プロダクトマネージャーなど様々なプロジェクトに参画。 プロジェクトマネージャー、WEBディレクター、WEBエンジニアとしてのキャリアを築く。 プロジェクトに参画しながら、2016年にフリーランスチーム「FIREWORKS」を立ち上げ、フリーランスで活躍するエンジニアやデザイナーと共に、WEBブランディング、WEB開発を行う。 2021年に個人事業主から法人化をしてCIRANUI株式会社代表取締役に就任。

未経験からインフラエンジニアに転職を考えているあなたは、様々な悩みがあると思います。

本記事で解決できる悩みは以下の通りです。

  • インフラエンジニアの仕事内容とは?
  • インフラエンジニアの仕事がきついと言われる理由とは?
  • インフラエンジニアの魅力は?

未経験からでも挑戦できると言われる一方で、きつい仕事だとも聞くインフラエンジニア。

そんな疑問をもっているあなたに向けて、この記事ではインフラエンジニアがきついと言われる理由を7つと、魅力的な点を5つご紹介していきます。

未経験からインフラエンジニアに転職するためには、どんな業務がきついのかや魅力があるのかを事前に知っておくことが大切です。

この記事を読むことで、インフラエンジニアのリアルな情報を得られ、転職を検討する際の判断材料として活用できますよ。

未経験からインフラエンジニアに転職を考えている方は、ぜひ読んでみてください!

まずはインフラエンジニアの仕事内容を簡単に解説

インフラエンジニアは、ITインフラの基盤となるネットワーク、サーバー、ストレージなどの構築・運用・管理を担当しています。

具体的な業務内容は以下の通りです。

  • 要件定義:お客さまの要望をヒアリングして、どのようなITインフラを作成するか考える役割
  • 設計:システムの基盤を計画し、最適な構成を考案する役割
  • 構築:システムの基盤を構築する役割
  • 運用:システムの監視や効率化を担当
  • 保守:ITシステムを安定化させる役割

これらの業務は、上流工程(設計・構築)と下流工程(運用・保守)に分けられています。

未経験の方は、下流工程から業務を進めていき実績と経験を積んでから上流工程の業務を任せてもらえます。

インフラエンジニアは、業務システムやWebサービスの安定稼働に欠かせない役割を担っているので、専門知識と技術力が必要です。

また新しい技術やツールの導入も積極的に取り入れており、常に最新の技術情報をキャッチアップする能力が求められるでしょう。

インフラエンジニアがきついと言われる理由7選

インフラエンジニアは重要な役割を担っていますが、その仕事が厳しいと言われる理由がいくつか存在します。

インフラエンジニアがきついと言われる理由を7つ紹介します。

  1. トラブルがいつ発生するかがわからない
  2. トラブルが解決できるまで帰れない
  3. 休日出勤や夜勤などがある
  4. 仕事にやりがいを感じづらい
  5. 業務が単調で退屈を感じやすい
  6. サーバールームが寒いなどの労働環境問題
  7. 学ばなければならないことが多い

それぞれの項目について詳しく解説していきます。

どの仕事でも言えることですが、きつい業務は必ず存在します。

これからインフラエンジニアになりたいと思っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

トラブルがいつ発生するかがわからない

インフラエンジニアはトラブルがいつ起きても早急に対応する必要があるので、きついと言われています。

理由としてインフラが企業の基盤であり、サーバーやネットワークのトラブルが発生すると業務が停滞する恐れがあるためです。

したがって迅速かつ的確な対応が不可欠であり、休日であっても対応が求められる場合もあります。

たとえばサーバー障害やネットワークダウンが休日に発生した場合でも、速やかに対応し業務の遅延や損失を最小限に抑える必要があります。

プライベートの時間が欲しい方には、会社に縛られる時間が長いのできついと感じてしまうでしょう。

このようにトラブルがいつ起きても早急に対応する必要があるので、インフラエンジニアの仕事は大変です。

インフラエンジニアは企業の基盤を支える重要な役割を担っているので、高い責任感が求められる職種といえます。

トラブルが解決できるまで帰れない

インフラエンジニアがきついと言われる理由の一つに、トラブルが解決できるまで帰れない点があげられます。

その理由として企業のITインフラはビジネスの基盤となるため、障害が発生した際は速やかな復旧が求められるからです。

たとえば深夜にトラブルが発生した場合でも、インフラエンジニアは対応が必要であり、仕事とプライベートのバランスが崩れてしまいます。

トラブルが起きた際は、勤務時間外でも原因の特定・解決ができるまで残業で対応する必要があるでしょう。

このような状況を考慮し、企業はインフラエンジニアの負担軽減策を検討しています。

対策例として以下のようなものがあります。

  • 適切な業務分担やシフト制度の導入
  • リモートワーク対応
  • 自動化ツールの活用

これらの対策を実施することでより働きやすい環境が整い、トラブル対応の負担が軽減されるでしょう。

転職を考える際は、負担軽減策を導入している企業を選ぶことをおすすめします。

休日出勤や夜勤などがある

インフラエンジニアがきついと言われる原因の一つとして、休日出勤や夜勤があることがあげられます。

インフラシステムが24時間365日稼働する必要があるため、エンジニアは早急に対応できる体制を確保しなければいけません。

常に稼働させる必要があるため、休日や夜間に急な対応が求められる場合もあります。

たとえばインフラエンジニアは定期的に行われるシステムメンテナンスのため、夜間作業する時があるでしょう。

夜間作業が増えると生活リズムが崩れてしまうので、エンジニアの体調管理が難しくなる可能性があります。

また休日でもインフラシステムを完備する必要があるので、プライベートの時間が取れない可能性もあるでしょう。

このように不定期な休日出勤や夜勤があるため、インフラエンジニアの仕事はきついと言われています。

ただしこれらの状況を乗り越えることで、技術力やチームワークを高められるでしょう。

仕事にやりがいを感じづらい

インフラエンジニアはサーバーやネットワークの正常運用が求められる職種です。

しかし動作するのが当たり前とされているため、やりがいを感じにくいことがあります。

インフラが正常に動いていることが前提であるため、顕著な成果が目立たずにユーザーや上司からの評価も得にくいからです。

またシステムが停止した場合にはクレームが発生し、その対処に追われることがあります。

このような状況下で、インフラエンジニアは日々の業務に対する達成感を求めることが難しくやりがいを感じづらいでしょう。

ですがインフラの安定性が企業の業務効率やサービス品質に大きく影響するため、インフラエンジニアの役割は重要です。

そのため自分が果たしている役割の大きさや継続的なスキルアップをやりがいと捉えることで、仕事への充実感を感じられるでしょう。

少しでも成果があるとやりがいに繋がるので、日々チャレンジすることを忘れないでください。

業務が単調で退屈を感じやすい

インフラエンジニアがきついと言われる原因として、業務が単調で退屈を感じやすいことがあげられます。

理由としてインフラエンジニアの業務には、繰り返し行う作業が多く普段の業務に退屈してしまうからです。

インフラエンジニアの業務は重要でありながら、毎日同じ業務で退屈と感じる原因になってしまうでしょう。

たとえばインフラエンジニアが日常的に行う業務には以下のようなものがあります。

  • サーバーやネットワーク機器の監視
  • ログ分析
  • セキュリティパッチの適用
  • バックアップの実行

これらの業務は繰り返し行われることが一般的で、単調な作業が続いてしまいます。

繰り返しの業務が多いため、インフラエンジニアの作業は退屈と感じやすいかもしれません。

しかしこれらの作業はシステムの安定性やセキュリティを保つために欠かせないものであり、インフラエンジニアの重要な役割を担っています。

サーバールームが寒いなどの労働環境問題

インフラエンジニアがきついと言われる理由の一つに、労働環境問題(例:サーバールームが寒い)があげられます。

原因としてサーバールームは機器の過熱を防ぐため、冷房が強く効いているからです。

このため、作業中に寒さを感じ体調不良になる場合もあるでしょう。

また機械の音がうるさくて作業に集中できない方もいます。

インフラエンジニアはサーバーやネットワーク機器のメンテナンス、トラブルシューティング、機器の交換などをする際にサーバールームで作業をすることがあります。

サーバールーム内の温度は通常15〜25℃に設定されており、特に長時間作業をする場合は寒さ対策が必要でしょう。

寒いサーバールームでの作業は、適切な寒さ対策をとることで緩和される場合がありますが、それでも労働環境の厳しさは否定できません。

なのでサーバールームでの作業が体質的に合わない方は、きついと感じるでしょう。

学ばなければならないことが多い

インフラエンジニアは学ばなければならないことが多いのできついと言われています。

なぜならインフラエンジニアはIT全般の基礎知識やプラグラミングスキルなど様々なスキルを習得する必要があり、学ぶことが多い職種だからです。

インフラエンジニアに求められるスキルは以下の通りです。

  • IT技術全般の基礎的な知識
  • 各種法令の知識
  • 英語力
  • プラグラミングスキル

これらの技術を適切に活用して効率的なインフラ構築や運用をするためには、インフラエンジニアは常に最新の技術を学び続ける必要があるでしょう。

ゆえにインフラエンジニアがきついと言われる理由の一つは、技術の進歩に追従し続けるために絶えず新しい知識やスキルを習得しなければならないことです。

このため継続的な自己研鑽が求められる職種であり、多くの時間と労力を投資する必要があります。

未経験からインフラエンジニアに転職を考えている方は学ぶことが沢山あるのできついと感じてしまうでしょう。

きついだけじゃない!インフラエンジニアの魅力5選

インフラエンジニアの仕事は、トラブル対応・休日出勤や夜勤・仕事にやりがいを感じづらいなどからきついと思われがちです。

しかし仕事がきつい裏には数々の魅力が隠れています。

本記事で紹介するインフラエンジニアの魅力は以下の5つです。

  • 年収が高い
  • 学歴関係なしの実力勝負
  • 将来性が高く安定している
  • 転職には困らない
  • 未経験からでも転職できる

上記の項目について詳しく解説していきます。

未経験からWeb転職を目指している方やインフラエンジニアに興味を持っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

インフラエンジニアには沢山の魅力が存在しているので、知っておけば今後の活動に活かせるでしょう。

年収が高い

インフラエンジニアの魅力の1つとして、一般的に年収が高いことがあげられます。

なぜならインフラエンジニアは専門性が高く、企業の基盤を支える重要な役割を担っているからです。

インフラエンジニアは企業のITインフラを維持・管理する役割が不可欠であり、専門知識とスキルが求められています。

専門知識とスキルが求められているため一般企業より平均年収が高いことがわかっています。

インフラエンジニアの平均年収を職種別に比較すると以下の通りです。

  • サーバー・ネットワークエンジニア:約400万~600万円
  • セキュリティエンジニア:約500万~700万円
  • クラウドエンジニア:約500万~800万円

インフラエンジニアの平均年収は約540万円なので、日本の平均年収と比較すると高い傾向にあります。

このようにインフラエンジニアの魅力の1つとして、一般的に年収が高いことがあげられます。

学歴関係なしの実力勝負

インフラエンジニアの魅力は、学歴よりも実力で勝負できることです。

理由として学歴よりも実績やスキルが評価される傾向があり、実務経験や資格、ポートフォリオなどが重要視されるからです。

インフラエンジニアはITインフラの構築や運用、管理を担当し、実務能力が求められます。

またIT業界は急速に変化するため、柔軟な思考と新しい技術への適応力が重要です。

未経験の方はいきなり実績やポートフォリオを載せるのは難しいので、なるべく沢山の資格を取っておきましょう。

参考までに未経験者がとるべき資格の種類を紹介します。

  • ITパスポート
  • 情報処理安全確保支援士
  • ネットワークスペシャリスト
  • AWS
  • CCNA
  • LPIC
  • MCSE

様々な種類があるので、ぜひチャレンジしてみてください。

インフラエンジニアは多様な実績やスキルを持つ人々に、チャンスが広がる職業といえます。

将来性が高く安定している

インフラエンジニアはIT業界の需要増加に伴い、高い将来性と安定性が期待できます。

なぜなら現代社会はデジタル化が進み、インフラエンジニアが担うITインフラの重要性が増大しているからです。

たとえば企業や組織は、クラウドサービスやIoT技術の導入を進めており、インフラエンジニアの需要が高まっています。

クラウドサービスとIoT技術について簡単に説明します。

クラウドサービスとは、インターネットを介して提供される様々なサービスやアプリケーションのことを指します。

IoTはさまざまな物理的デバイスがインターネットに接続し、データを収集・共有することで相互にコミュニケーションできる技術のことです。

したがってリモートワークの普及や場所を問わない働き方の実現が加速する中で、インフラエンジニアはネットワーク環境やセキュリティ対策が重要でしょう。

また、データセンターの国際的な需要が増加し、インフラエンジニアのスキルが益々求められています。

インフラエンジニアは、今後も高い将来性と安定性が期待できる職種といえるでしょう。

転職には困らない

インフラエンジニアの魅力として、需要が高く転職には困らないことがあげられます。

なぜならあらゆる業種・規模の企業がインフラエンジニアを求めているので、転職先の選択肢が豊富だからです。

インフラエンジニアは様々な企業から求められているので、転職市場で有利な立場にあるでしょう。

また以下のスキルを身につけておくと、転職する際に活かせますよ。

  • サーバーの知識とスキル
  • 設計スキル
  • ネットワークの知識とスキル
  • プログラミングスキル
  • セキュリティの知識
  • クラウドサーバーの知識とスキル
  • インフラ設計スキル
  • マネジメントスキル

このようにインフラエンジニアは豊富なスキルが求められます。

より多くのスキルを習得しておくことで、転職する際にアピールできますよ。

転職を検討する際は、労働環境や業務内容をよく調べて自分に適した企業を選ぶことが重要になるでしょう。

未経験からでも転職できる

インフラエンジニアの魅力として、未経験からでも転職できることがあげられます。

理由として現在インフラエンジニアが不足しているため、多くの企業が独学や研修で身につけた未経験者でも採用しているからです。

またクラウドサービスの普及により、インフラエンジニアのスキル習得が以前より容易になっています。

未経験者がインフラエンジニアになるための勉強法は以下の通りです。

  • 参考書を読む
  • オンラインの学習サイトで学ぶ
  • スクールで学ぶ
  • 研修サービスで学ぶ

このように様々な勉強方法がありますが、おすすめなのはスクールに通うか、研修で知識を身に付ける方法です。

独学は調べる力が身につきますが、間違えた時に教えてくれる人がいないのでスキルアップするのに時間がかかってしまいます。

未経験からインフラエンジニアへの転職を成功させるためには、ITスクールや研修制度を利用してスキルを身につけましょう。

あまりにもきつい場合は転職も視野に入れよう

インフラエンジニアが過酷だと感じた場合、転職を検討しましょう。

理由として業務の負担や労働環境が悪い場合、働き続けることが困難になるからです。

長時間労働や休日出勤が続くと、メンタルや身体的なストレスが溜まり、働く意欲や能力が低下するリスクがあるでしょう。

日本労働安全衛生研究所の調査によれば、働きがいを感じず過労感がある職場では、メンタルヘルスが低下する可能性が高いとされています。

例えばインフラエンジニアが業務負荷の軽減を求めて、より労働環境の良い企業へ転職するケースが増加中です。

インフラエンジニアの仕事が過酷である場合、自身の健康やキャリアのためにも転職を視野に入れることが望ましいです。

適切な労働環境で働くことで、スキルを磨き長期的なキャリアを築けるでしょう。

転職を考えている方は、自分の環境に合った職場を慎重に見つけるのが大事です。

インフラエンジニアはきついが魅力的な仕事

本記事ではインフラエンジニアのきつい部分や魅力について紹介しました。

インフラエンジニアとして成功するためには、努力と継続的な勉強が必要です。

そして休日出勤や夜勤があることも覚悟し、業務に適応していく柔軟性が求められます。

また、仕事にやりがいを感じることが大切で、自分のスキルを活かして企業のITインフラを支えるやりがいを見つけましょう。

やりがいを見つけるためにも、コミュニケーション能力を鍛えて、チームで協力しながら問題解決を図る力も重要になってきますよ。

厳しい状況に立ち向かうことで成長し、社会に貢献できる仕事がインフラエンジニアです。

Web業界は未経験でも、興味がある方はぜひこの機会にチャレンジしてみましょう!

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