Webエンジニアへ転職する際に、気になる条件の一つに“年収”が入ると思います。
収入が上がることにより自身のモチベーションアップに繋げることができるため、年収は転職における重要な要素です。
また、やりたい仕事や好きな仕事というよりも、収入によって転職を考える方も中にはいます。
Webエンジニアは、業務内容やスキル・経験、企業ごとに収入の差は出ますが、今回は目安としてWebエンジニアになった際の平均年収について紹介していきます。
Webエンジニアとは?どんな仕事内容?
Webエンジニアとは、インターネット上で利用できるサイトやアプリなどの設計・開発・運用、管理をする「Web」に関わるエンジニアのことを指します。
あなたが利用しているInstagramやTwitterなどのアプリやAmazonや楽天市場などのECサイトもWebエンジニアにより開発されています。
Webエンジニアは、エンジニアという名前からWebプログラマーのようなプログラミング特化の職業と勘違いされがちです。
しかし、Webプログラマーを含めたWebシステムの制作を一貫して行う職種全般をWebエンジニアと呼びます。
プログラミングを行うWebプログラマーの他にも、クライアントとの打ち合わせによりシステムの設計を行うWebディレクターやシステムエンジニア、Webによる集客を専門としたWebマーケターなど、仕事の範囲は多岐に渡ります。
Webエンジニアの平均年収ってどれくらい?
Webエンジニアを目指している方や現在Webエンジニアとして活躍されている方は自身の年収の相場が気になると思います。相場のため、これが自身の収入になるというわけではありませんが一度目を通しておいてはいかがでしょうか。
Webエンジニアの平均年収は、求人情報一括検索サービスサイト「求人ボックス」が算出したデータによると下記のようになっています。
Webエンジニア
・正社員 / 584万円
・派遣社員 / 2,198円
・アルバイト・パート / 1,148円
(※参照:求人ボックス -求人ナビ 2022/2/13調べ)
年収は企業やスキル・経験、担当業務によって振り幅はありますが、全体の平均年収433.3万円より高いということがわかります。
専門職にしては低いと感じる方もいると思いますが、あくまで参考と捉えておくといいでしょう。
また、フリーランスの場合は全て実力が物を言うため、スクール卒業後いきなりフリーランスを目指すよりは一度企業に就職して、スキルを磨いてから独立すると収入の安定性は出てきます。ちなみに稼げる人は社員、フリーランスに関わらず年収1,000万プレイヤーもいる世界です。
(※全体の平均年収 参照:厚生労働省 -統計情報・白書 )
20代Webエンジニアの平均年収
Webエンジニアを目指している方や、現在Webエンジニアとして活躍されている方は自身の年収の相場が気になると思います。
Webエンジニアの平均年収は、求人情報一括検索サービスサイト「求人ボックス」が算出したデータによると下記のようになっています。
Webエンジニア
・正社員 / 584万円
・派遣社員 / 2,198円
・アルバイト・パート / 1,148円
(※参照:求人ボックス -求人ナビ)
年収は企業やスキル・経験、担当業務によって振り幅はありますが、全体の平均年収433.3万円より高いということがわかります。
(※全体の平均年収 参照:厚生労働省 -統計情報・白書)
専門職にしては低いと感じる方もいると思いますが、あくまで参考程度と捉えておくといいでしょう。
また、フリーランスの場合は全て実力が物を言います。
スクール卒業後いきなりフリーランスを目指すよりは一度企業に就職して、スキルを磨いてから独立することで収入の安定性を図れます。
それでは、全体の平均年収がわかったところで、次に年代別の平均年収はどのようになっているのかみていきましょう。
- 20代Webエンジニアの平均年収
- 30代Webエンジニアの平均年収
- 40代Webエンジニアの平均年収
- 50代Webエンジニアの平均年収
20代Webエンジニアの平均年収
- Webエンジニア:392万円
(※参照:求人ボックス -求人ナビより20〜24歳と25〜29歳の平均を算出)
- 全体:341万円
(※参照:doda –平均年収ランキング(年代別・年齢別の年収情報)【最新版】)
全体と比較して51万円も高くなっています。
大手企業の場合、新卒のWebエンジニアでも年収400万円になる方もいるようです。
20代はスキルや経験がまだ未熟なこともあり、大きな稼ぎを狙うのは難しいかもれません。
30代Webエンジニアの平均年収
- Webエンジニア:553万円
(※参照:求人ボックス -求人ナビより30〜34歳と35〜39歳の平均を算出)
- 全体:437万円
(※参照:doda –平均年収ランキング(年代別・年齢別の年収情報)【最新版】)
20代と比較してWebエンジニアの平均年収は161万円上がっています。
全体と比較しても100万円以上高いため、目に見えて稼げる職業だとわかります。
Webエンジニアとして20代から続けてきた人は中堅ポジションとなるため、平均より稼がれている方も多いでしょう。
40代Webエンジニアの平均年収
- Webエンジニア:636万円
(※参照:求人ボックス -求人ナビより40〜44歳と45〜49歳の平均を算出)
- 全体:502万円
(※参照:doda –平均年収ランキング(年代別・年齢別の年収情報)【最新版】)
30代と比較して伸びは弱まりましたが、全体平均との差はグンと広がりました。
40代となるとキャリアアップのために新たな職へ移ることもあります。
Webエンジニアとしてではなく、全体を総括するコンサルタント側やプロデュース側に回ることで平均年収が落ち着いてしまうと考察ができます。
50代Webエンジニアの平均年収
- Webエンジニア:659万円
(※参照:求人ボックス -求人ナビより50〜54歳と55〜59歳の平均を算出)
- 全体50代以上:613万円
(※参照:doda –平均年収ランキング(年代別・年齢別の年収情報)【最新版】)
50代ともなると、全体平均との差は少し狭まってしまいます。
繰り返しにはなりますが、スキルや経験で年収は変動してくるため目安として考えてください。
しかし、全体を通しても他業種含めた平均よりも高いということがわかりました。
Webエンジニアは激務なのか?
Webエンジニアでよく耳にするデメリットの一つに“残業が多い”ことが挙げられます。
残業の他にも日常的に休日出勤があることや、休憩が無いなどの過酷な職場も存在するのも確かです。
しかし、最近では働き方改革の影響でどこの企業も残業は少なくなっている傾向に見られます。
結局のところ、企業によるという結論になってしまいますが、今では転職サイトに元社員の声などを閲覧できるページも多くあります。
転職前にそのような転職サイトなどで情報収集をして、激務な職場を避けるようにしましょう。
また、Webエンジニアは設計→開発→テスト→運用、管理のように「アジャイル開発」というスピードを求められる手法で業務を進めていくため、納期は短く設定されがちです。
納品してからブラッシュアップをとっていくため、いかにリリースまでに素早くプログラムを構築できるかなどの集中力が必要となります。
Webエンジニアのキャリアプランは?
Webエンジニアを続けていくうえで、今後、自分はどのような職に付き、どのように経験を積み上げていくのか計画を立てなければなりません。
計画の立て方として、自分が将来なりたいものになるために、自分の将来像から今の自分を逆算するといいでしょう。
計画を洗い出すことでいつまでに何をすればいいのか見えてきます。
また、Webエンジニアは他業種と比べてキャリアパスが豊富で、今まで培ってきた知識を多方面に活かすことができます。
例えば、ITアーキテクトというシステムの要件定義から運用、保守に至るまでの全体を提示することができる技術者や、ITを活用し、企業の問題を解決するITコンサルタント、他にも多数のキャリアが存在します。
目標も無くただWebエンジニアをするのではなく、自分が成長した先に何が待っているのかなどの将来を見据えた考えを持つことにより、モチベーションや自信に繋げることができます。
きっかけは年収アップを狙いたいなど何でもいいため、明確なビジョンを持ち、効率よく技術を磨いていきましょう。
Webエンジニアとして年収を上げるためには?
Webエンジニアとして収入を増やすには、まずは自身の環境を変えていく必要があります。
同じ会社でWebエンジニアを続けていれば、将来的に収入はどれくらいになるのかある程度予想はついてしまうでしょう。
Webの世界では、ステップアップのために環境を変えることはいいことだという風潮があり、Webエンジニアはより高度なエンジニアになるためにスキルを磨き続けます。
そこで下記では、Webエンジニアとして年収を上げるための方法を解説していきます。
- より上流の仕事ができる企業に転職する
- スキルを徹底的に磨いて自分の価値を高める
- フリーランスとして活動する
より上流の仕事ができる企業に転職する
現在、上流工程を専門として細分化されている企業が増えてきています。
上流工程とは、お金の管理や全体の大まかな設計を行うWebプロデューサーや、Webを活かしたブランディングをすることにより、どのようにクライアントの知名度を上げていくかを考えるWebコンサルタントといった職業を指します。
より高度な戦略合戦が激化していくこの業界では、WebプロデューサーやWebコンサルタントなどの結果を出すための論理的な知識が必要となります。
自身が今まで培ってきたスキルを、そのような上流な仕事で発揮することで年収アップに繋げることができるでしょう。
スキルを徹底的に磨いて自分の価値を高める
当たり前のことですが、自分の価値を高めるためにスキルを磨いていくことも収入を上げるためには必要なことです。
その研ぎ澄まされたスキルは、あなたの活躍する分野で前線を張るための大きな武器となります。
この分野は完全に習得したから誰にも負けないと自信を持って言えるようにしましょう。
先ほど述べたキャリアプランを考えながらスキルアップを図ると良いでしょう。
フリーランスとして活動する
若くして稼ぎたいという野心のある方はフリーランスを強くおすすめします。
スキルがあり企業から価値があると判断されていれば企業勤めでも高給取りは可能ですが、ほんの一握りです。
フリーランスは、やればやっただけの収入が入ります。
もちろん、スキルや営業力がなければ成り立たない働き方ですが、現在ではクラウドソーシングやフリーランスエージェントなどの求人サービスが数多く存在します。
高額案件紹介などもあるため、これらをうまく活用して着実に収入アップへ繋げましょう。
まとめ
Webエンジニアの平均年収は、他業種を含めた全体の平均年収に比べて比較的高い傾向にあるということがわかりました。
しかし、Webエンジニアはスキルや経験などにより年収が大きく変わってくるということから一概にこれが相場だとは言えません。
年収をあげる方法としては、より上流な仕事ができる企業に転職することや、フリーランスとして独立することが近道となってきます。
どちらにしても、自分のスキルが物を言う世界のため、年収をあげるためにはスキルを磨き続けることが重要となってきます。
転職や独立など、自ら環境を変えていくことでスキルやキャリアを積んでいくようにしましょう。