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seo 外部対策

SEOの外部対策とは?効果的な手法と被リンクを獲得するための5つの実行案

この記事の監修者
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橋本 琢王
CIRANUI株式会社代表取締役 2015年にエンジニアとしてのキャリアをスタートし、制作会社のWEBディレクター、ヘルスケアスタートアップのWEBエンジニア、事業会社のプロジェクトマネージャー・プロダクトマネージャーなど様々なプロジェクトに参画。 プロジェクトマネージャー、WEBディレクター、WEBエンジニアとしてのキャリアを築く。 プロジェクトに参画しながら、2016年にフリーランスチーム「FIREWORKS」を立ち上げ、フリーランスで活躍するエンジニアやデザイナーと共に、WEBブランディング、WEB開発を行う。 2021年に個人事業主から法人化をしてCIRANUI株式会社代表取締役に就任。

自分のサイトを知ってもらう、閲覧してもらうためにはSEOの高い評価が必要です。

SEO評価が高いことで、Web検索上位に表示されやすくなるからです。

このSEO評価を高める施策には「外部施策」と「内部施策」があります。

内部施策は自分次第で対策できますが、外部施策はユーザーによって評価されるため対策がしにくい部分です。

しかし、外部対策も他者とのネットワークづくりを意識することでSEO評価を高めることは十分可能です。

今回はSEOの外部施策について解説し、効果的な手法と被リンク獲得を目指すための5つの方法を紹介します。

外部施策をマスターし、今のサイトをより多くの人に閲覧してもらい認知度をさらに上げましょう。

SEOの外部対策とは

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SEOの外部対策とは「外部サイト(他のサイト)から評価をしてもらいシェアしてもらう対策」のことです。

外部サイトが自分のサイトの情報を「共有したい」「リンクしたい」と思えるようなサイト作りをしていきます。

なぜ外部対策をする必要があるのかというと検索エンジンのSEO評価を高めたいからです。

SEO評価を高めることで、自分のサイトを検索上位に表示できます。

より多くの人に自分のサイトを見てもらいやすくなるのです。

外部サイトから自分のサイトのリンクをシェアしてもらうことで、SEO評価を高められます。

内部対策とは何が違う?

seo 内部対策 外部対策 違い

内部対策とは、主に自分のサイト内のタイトルや見出しなどのテキスト内容、画像、HTMLタグなどを改善するSEO対策です。

内部対策と外部対策の大きな違いは自分でコントロールができるかできないかになります。

外部対策は外部のユーザーからリンクをシェアしてもらう行動が必須なため、自分でSEO評価のコントロールができません。

一方、内部対策は自分でサイト内を整える作業になるため、自分の行動次第でSEO評価をコントロールすることが可能です。

内部対策はサイトの土台作りですので、必要不可欠なものではありますが、SEO評価的には外部対策の評価を重視する傾向にあります。

SEOの外部対策は具体的になにをすればいい?

seo 外部対策 施策

SEOの外部対策は大きく2つの対策に分けられます。

  • 被リンク対策
  • サイテーション

この「被リンク対策」「サイテーション」を組み合わせることでSEO評価がより高められます。

どちらも外部対策として大切なのですが、被リンク対策はサイテーションに比べて重要度が高いためより力を入れるべき対策です。

しっかりそれぞれの特徴を理解しておきましょう。

被リンク対策

被リンク対策とは「自分のサイトが有益情報を記載していると外部から認められ、リンクしてもらう対策」のことです。

外部対策は「被リンク対策」が最も重要な項目になります。

なぜならGoogle検索エンジンのルール「Googleが掲げる10の事実」に被リンクが評価の基準に含まれるからです。

Google 検索が機能するのは、どのサイトのコンテンツが重要かを判断するうえで、膨大なユーザーがウェブサイトに張ったリンクを基準としているからです。Google では、200 以上の要素と、PageRank™ アルゴリズムをはじめとするさまざまな技術を使用して、各ウェブページの重要性を評価しています。PageRank のアルゴリズムでは、ページ間のリンクを「投票」と解釈し、どのサイトが他のページから最高の情報源として投票されているかを分析します。
参照:Google が掲げる 10 の事実

被リンクが貼られることで、他者から見て有益な情報だと判断され、評価が上がるようになっています。

サイテーション

SEO対策でのサイテーションとは「外部(他サイト・SNSなど)でサイト名やブランド名、電話番号などを記載・言及される」ことです。

そもそもサイテーションは「引用」という意味を持っています。

実は「サイテーション」という言葉を知らなくても、多くの人が自然とサイテーションを行っています。

たとえばSNS上で「○○の商品はよかった」やYouTubeのコメント欄で「私も○○使ってみます」など何気ない言及がサイテーションになるのです。

被リンクはリンク先が必要ですが、サイテーションの場合リンク先は必要ありません。

サイテーションはSEOの観点から信頼性をはかるものとして使われます。

サイト名やサービス・商品などに関して言及されることが多いことは、認知度や信頼性の高さを証明することになっています。

SEOではサイテーションで世間に求められている内容かを判断してくれるのです。

被リンクは外部対策において最重要

seo 外部対策

前述で被リンクは重要だとお伝えしましたが、被リンクの以下のことについて知っておく必要があります。

  • ドメイン数を意識する
  • 関連性の高いサイトとの相互リンクはSEOに効果的

どちらも対策できればSEO評価を高めることができますが、気を付けなければ効果が低いだけでなくペナルティになることもあります。

効果的に被リンクするなら意識して取り組みましょう。

ドメイン数を意識する

被リンクはリンクされた数ではなく、リンク元のドメインの数を重要視しましょう。

たとえば1つの同じサイトから100本のリンクが利用されていても、ドメインの数は1つです。

2つの違うサイトから50本ずつ、計100本のリンクが利用されていたとしたら、ドメインの数は2つ。

リンク数は同じ100本でも、後者のほうがドメインの数が多いので被リンク対策としてのSEO評価は後者のほうが高くなります。

そのため1つのサイトから評価されるより、幅広くさまざまなサイトから評価をもらい被リンクされることが大切です。

リンク元のドメインが分散されていれば、リンク数が少なくても検索上位表示に大きく影響します。

関連性の高いサイトとの相互リンクはSEOに効果的

相互リンクとは「Webサイト同士や同じサイト内のページ同士で、リンクを設置し繋ぎ合わせたリンクのこと」です。

とくに内容の関連性の高いサイトとの相互リンクはSEOに効果的となります。

内容の関連性が高いほど、検索ユーザーの行動を高める効果が期待できるからです。

ただし、以下のような場合はGoogleからのSEO評価を下げてしまうので注意が必要です。

過剰な相互リンク(「リンクする代わりにリンクしてもらう」)や、相互リンクのみを目的としてパートナー ページを作成する
参照:Google ウェブ検索のスパムに関するポリシー

検索順位を下げるだけでなく、最悪の場合は検索エンジンの検索結果からサイトを消されるインデックス削除をされてしまいます。

今すぐできる被リンク獲得施策

被リンク 獲得方法

被リンクを獲得するために今すぐできる以下の5つの施策を紹介します。

  • 外部サイトに寄稿する
  • 自社の事例記事を書く
  • 調査やインタビューを実施する
  • インフォグラフィックを作成する
  • プレスリリースを書く

全てを取り組む必要はありませんが、活用できそうだと思えばすぐに実行してみましょう。

また、自分のサイトで利用できるものを選択肢して効率よく取り組んでみてください。

外部サイトに寄稿する

外部サイトに記事を提供、執筆させてもらえないかを依頼します。

そうすることで、外部サイトの記事内に被リンクとして自分のサイトのリンクを貼らせてもらえたり、貼ってくれる可能性が高くなるからです。

自分のサイトと関連性が高い外部サイトなら、外部対策としてSEO効果は非常に高くなるでしょう。

そのため依頼時には自分のサイトと関連性が高いか、外部サイトの役に立てられるかを考えて探すのがポイントです。

そして、すでに規模がある程度大きいサイトに寄稿するようにしましょう。

より有益な情報だとGoogleに評価してもらいやすくなります。

自社の事例記事を書く

自社のクライアント成功事例などの記事を書きましょう。

具体的な成功事例は、サービスを利用してみるか検討中のユーザーに情報提供したいと、クライアントから被リンクを貼ってもらえる可能性があるからです。

たとえば自社のサービスを利用した経緯や、利用後の変化などの成功結果を具体的に記事にします。

良い結果の記事ですので、クライアント先のサイトで「○○で掲載されました」と紹介してもらいやすくなるのです。

このような記事はクライアントのブランディングにつながるため、大いに役立ちます。

ブランディングにより見込み客へ購入の後押しができるため、クライアントから被リンクをしたいと思ってもらいやすくなるのです。

クライアント成功事例記事ができたら、まずクライアントに完成した記事を見てもらいましょう。

調査やインタビューを実施する

特定の内容やアイテムに対して調査やインタビューを実施することで、被リンクを獲得できる可能性が高くなります。

調査結果やインタビュー内容が良くオリジナリティある記事をつくることで、有益な情報として外部にデータを引用してもらいやすくなるからです。

調査やインタビューは時間と労力がかかりますが、一度データとして作成さえしてしまえば長期的に引用してくれる可能性があります。

大変ではありますが調査やインタビューに力を入れることで、他のサイトより有益情報を記載できるためSEO評価が高くなるでしょう。

特に規模がある程度大きいサイト、企業やメディアに引用してもらえることができればSEO評価をより期待できます。

インフォグラフィックを作成する

インフォグラフィックを作成することで、被リンクを獲得しやすくなります。

インフォグラフィックとは、データや情報を可視化した画像などを作成することです。

画像のみの引用でも、引用元として被リンクを獲得できます。

図やイラストは誰が見てもわかりやすい情報にまとめられるため、外部から「引用したい」と思ってもらいやすいです。

そのため被リンクを期待できます。

良質なコンテンツはSEOの観点から欠かせません。

誰が見てもわかりやすい記事作成をするために、インフォグラフィックは求められているともいえます。

また、外部サイトがインフォグラフィックをシェアしやすいように埋め込みコードを作成しておくとよいでしょう。

ちょっとしたひと手間で被リンクの獲得を逃さない工夫も必要です。

プレスリリースを書く

PRTIMESなどにプレスリリースを書くことで、被リンクを獲得できる可能性があります。

プレスリリースとは、新しい商品・サービス・新規事業などの情報を他者が利用しやすいように文書や資料としてまとめたものです。

自社をうまくPRすることで外部対策に有効です。

PRTIMESの他にもさまざまなサービスがあるので、自社のサービスをよりPRできそうなサービスを選択しましょう。

おすすめは規模が大きい大手のプレスリリース配信サービスを利用することです。

大手の配信サービスなら、より多くの人に見てもらいやすくなるため被リンクを獲得できるチャンスが広がります。

SEOの外部対策やってはいけないこと

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SEOの外部対策でやってはいけないことは以下の4つです。

  • 関連性の低いサイトからの被リンク
  • リンクの購入
  • 隠しテキストや隠しリンクを設置する
  • 不正なリダイレクトをする

SEO対策の効果がないだけでなく、評価が下がり検索されなくなる可能性があります。

知らなかったでは、通用しませんのでやってはいけないことは必ず覚えておきましょう。

関連性の低いサイトからの被リンク

SEO対策では被リンクはドメイン数だけでなくサイトの「質」も大切です。

関連性が低いサイトから、被リンクをされないように注意しましょう。

SEOの評価には、いかに質の高いサイトからリンクしてもらえるかが重要になるため、関連性が低いサイトから被リンクされても意味がありません。

むしろ関連性が低いサイトばかりだと、検索順位を下げたり、自分のサイトの評価が落ちてしまう可能性があるので気をつけましょう。

ただ、無関係な外部サイトからの被リンクはコントロールが難しいです。

そこでGoogleでは関連性の低い被リンクは無効化させる動きもあります。

リンクスパムを複数の言語でより広範囲かつ効果的に発見して無効化できるようになります。
引用元:Googleリンクの関係性を伝える重要性とリンクスパムに関する最新情報

自分から関連性の低いサイトと関わらないように注意しましょう。

リンクの購入

リンクの購入はGoogleのペナルティを受けてしまうのでやってはいけない行為です。

不自然な被リンクが大量に存在するサイトとみなされてしまうでしょう。

検索順位が下がり、インデックス削除になる可能性があります。

リンクを購入するというのは、お金を外部のサイトに払い、自分のサイトのリンクを設置してもらうことです。

リンクを購入するのは基本的に質の低いサイトなので、メリットはなくデメリットでしかありません。

あくまでもSEO評価が高まるのは、良質なコンテンツを公開して信頼された自然な被リンクがあるサイトのみです。

リンク購入は絶対にしないようにしましょう。

隠しテキストや隠しリンクを設置する

隠しテキストや隠しリンクとは「閲覧するユーザーに見えないようにフォントサイズを0にしたり、背景と文字色を同じにする」行為です。

隠しテキストや隠しリンクを設置する理由としては、大量のキーワードをページ内に隠して記載し、上位検索結果になるようにするためです。

しかし、テキストやリンクを隠す行為はスパム行為と判断され、SEO評価は下がり、検索順位も下がります。

最悪、インデックス削除で検索結果に出てこなくなるでしょう。

そもそもGoogleの目的、SEO対策する目的はユーザーに有益ある情報を届けることです。

そのため、見えないものをサイトに記載する行動は無意味なのです。

隠しテキストや隠しリンクはしないようにしてください。

不正なリダイレクトをする

不正なリダイレクトをするのはやめておきましょう。

リダイレクトとは、サイトのURLを変更したときにすることで「古いURLにアクセスしたユーザーを自動で新しいURLに転送すること」です。

リダイレクトの設定をせずにサイトの変更をすると、ブックマークなどからサイトを閲覧している人がページにアクセスできなくなってしまいます。

そして不正リダイレクトとはユーザーをスパムページに飛ばしたり、検索エンジンと異なる内容のサイトに転送するなどの行為を言います。

不正なリダイレクトはGoogleのガイドラインに違反する行為なのでペナルティが課せられるのです。

検索順位が下がったり、インデックス削除で検索されなくなるためSEO評価はマイナスになるでしょう。

外部対策としてSNSを活用するメリット

seo 外部対策 SNS メリット

SEOの外部対策として、SNSの活用は大きなメリットがあります。

サイテーションに効果的であり、UGC(User Generated Conten)を増やせるからです。

「UGC」とはユーザーが自分の意志で投稿するコンテンツのことです。

サイテーションもUGCも多くのユーザーに閲覧・認知してもらう必要があります。

多くのユーザーに閲覧・認知してもらうためにSNSの力は非常に有効なのです。

SNSの拡散力はすさまじく、シェアされれば興味を持っている数多くのユーザーに届きます。

また、シェア数が大きくなればなるほど興味がないユーザーにも届きやすくなるため、新規のファンを獲得できるチャンスがあるのです。

とにかく質の高いコンテンツを提供することが重要

SEOの外部対策で最も重要なことは「質の高いコンテンツを提供する」ことです。

ユーザーの求めていることを解決できる、満足させることが最も重要になります。

サイトを見てもらうための引き付ける文章力、見せ方などのテクニックももちろん大切です。

しかし、SEOでの優先順位は「質の高いコンテンツを提供する」ことなので、テクニックばかり気にしないようにしましょう。

また、ただ情報を並べるだけでは自分のサイトの価値が見出せません。

オリジナリティをだし、インフォグラフィックなどを利用し、ユーザーのためになるコンテンツ作成を目指してください。

そうすることで、自然と被リンク獲得ができる可能性が高まるでしょう。

外部対策をマスターしてGoogleからの評価を獲得しよう

SEOの外部対策は「被リンク」と「サイテーション」が大切です。

紹介した被リンク獲得施策5つを実施し、SNSを上手に利用して、外部対策をしっかりと行いましょう。

外部対策の1番重要なことはサイトの基盤となる「良質なコンテンツを作成」です。

ユーザーのニーズに応えられるよう意識して作成に取り組んでください。

そうすることで自分のサイトを「共有したい」と思ってくれるユーザーが表れるはずです。

良質なコンテンツを作成をしつつ外部対策をマスターしましょう。

外部対策と内部対策の2つの効果を組み合わせることで、さらなるSEO評価を獲得できます。

効果的な行動を続けることができれば、Googleから良い評価を獲得できるので頑張ってください。