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【未経験向け】Webエンジニア副業の実態に迫る!メリット・デメリットや副業の始め方まで解説します

この記事の監修者
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橋本 琢王
CIRANUI株式会社代表取締役 2015年にエンジニアとしてのキャリアをスタートし、制作会社のWEBディレクター、ヘルスケアスタートアップのWEBエンジニア、事業会社のプロジェクトマネージャー・プロダクトマネージャーなど様々なプロジェクトに参画。 プロジェクトマネージャー、WEBディレクター、WEBエンジニアとしてのキャリアを築く。 プロジェクトに参画しながら、2016年にフリーランスチーム「FIREWORKS」を立ち上げ、フリーランスで活躍するエンジニアやデザイナーと共に、WEBブランディング、WEB開発を行う。 2021年に個人事業主から法人化をしてCIRANUI株式会社代表取締役に就任。

「未経験でもWebエンジニアの副業はできるのか知りたい」「Webエンジニアとして副業を始めたいが、何から始めればいいか分からない」「Webエンジニアの副業はどのくらい稼げるのか」といった悩みを抱えていませんか?

Webエンジニアとして土日や休日、週1で副業をしている人が増えています。しかし、未経験の場合だと、Webエンジニアとして副業ができるか不安になる人も多いのではないでしょうか。

本記事では未経験からWebエンジニアとして副業を始めたいあなたに、下記の内容についてご紹介します。

最後まで読めば、あなたに合った副業が見つかります。

Webエンジニア副業はどのくらい稼げるのか?

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プログラミングスクールを経営するRaise Tech(レイズテック)が発表したデータによると、エンジニアの副業による1ヶ月あたりの収入額は「5万円未満(34.8%)」が最も多く、次いで「5万円〜10万円(23.2%)」「10万円〜30万円未満(21.2%)」となります。

「5万円未満(34.8%)」と「5万円〜10万円(23.2%)」が約半数を占めているので、副業の平均収入は1万円〜10万円と考えられます。

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参考:エンジニアの副業は5万円未満が約35%、副業だけで100万円以上稼ぐ人も

また全体の7.7%は1ヶ月の収入が50万円以上です。実際に、エンジニア向けの案件を紹介しているITプロパートナーズを見てみると、週3日勤務で1ヶ月の収入が50万円以上の求人が

複数掲載されています。

参考:ITプロパートナーズ

高収入の案件は、React.jsやVue.jsを用いた実務経験やRuby on Railsを用いた開発経験など、Webエンジニアとしての経験を必須にしている場合が多いので、最初から未経験Webエンジニアが何十万も稼ぐのは難しいかもしれません。

しかし、あなたがWebエンジニアとして実績と経験を積み、高いスキルを身につけることができたら、副業の収入を増やせる可能性は大いに広がります。

未経験でもWebエンジニア副業は可能なのか?

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未経験でもWebエンジニアとして副業することは可能です。

しかし、Webエンジニアは専門的な知識やスキルを必要とする職種なので、IT技術やプログラミング知識がまったくない未経験者が、副業案件を獲得するのは難しいものです。また、即戦力になる人材を求める企業が多いため、未経験者が挑戦できる案件は少なめです。

まずは、Webエンジニアとして必要なスキルを身につけてから、クラウドソーシングや副業紹介エージェント経由で未経験者向けの案件をこなし、経験と実績を積み重ねていくことが大切になります。

Webエンジニア副業のメリット

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Webエンジニアとして副業するメリットを3つご紹介します。

  • スキルアップにつながる
  • 起業・転職という選択肢が増える
  • 人脈を広げることができる

具体的に1つずつ見ていきましょう。

スキルアップにつながる

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副業はWebエンジニアとしてのスキルアップにつながります。IT業界は移り変わりが激しいので、常にWebエンジニアとしてのスキルを向上させる必要があります。

本業では使用しないプログラミング言語や開発環境を使用する場合、求められる分野に関する勉強をしなければなりません。新しい技術や知識を身につけることは、Webエンジニアとしてのスキルの幅が広がります。

また、本業と同じ仕事内容でも普段は経験できない案件をこなすことで、スキルアップや本業に活かせる知見が身につきます。

起業・転職という選択肢が増える

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副業は起業するための土台づくりと言えます。本業で会社員をしている人が会社を辞めてから起業した場合、リスクが伴います。起業に失敗したら収入源を失い、新しい働き口を探さなければなりません。

しかし、会社員のまま副業として起業すれば、事業に失敗しても収入面の不安を減らすことができます。

また、副業経験は転職という選択肢を与えてくれます。未経験からWebエンジニアになることは可能ですが、経験者よりも未経験者を求める企業はあまり多くありません。

未経験からWebエンジニアを目指す人は、副業で実務経験を積んでから転職に挑んだほうが有利に働く可能性が高くなります。

人脈を広げることができる

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人脈が広がると新規顧客や新しい仕事を掴み取るチャンスが増えます。

「企業のサイトをリニューアルしてほしい」「新しいWebメディアを立ち上げよう」「公共系のWebシステム開発に協力してほしい」など、直接クライアントから仕事の話をもらえるかもしれません。

また、日々変化を遂げるIT技術の情報を一人で網羅するのは大変ですが、人脈を情報網として有効活用できれば、Webエンジニアとしてのスキルを常にアップデートできます。

Webエンジニア副業のデメリット

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Webエンジニアとして副業するデメリットを3つご紹介します。

  • 身体的・精神的疲労で本業に影響が出る可能性がある
  • 税金関連の手間が増える
  • スキルをつけるためにコストがかかる

具体的に1つずつ見ていきましょう。

身体的・精神的疲労で本業に影響が出る可能性

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本業に加えてさらに副業も行うため、必然的に労働時間が長くなります。

長時間労働により睡眠時間や休息時間が減り、身体的にも精神的にも疲労が溜まります。疲労が溜まると業務に集中できなくなり、仕事のパフォーマンスやモチベーションが低下します。

副業は本業があってこそ成り立つので、体調管理とスケジュール管理を徹底し本業に支障をきたさない範囲で行いましょう。

税金関連の手間が増える

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副業の収入が20万円を超えると確定申告が必要になります。

例えば副業の収入が年22万円だとします。経費がかかっていなければ所得は22万円なので確定申告が必要です。しかし、サーバー維持費やドメイン料金、書籍の購入費など経費が5万円だった場合、所得は17万円になるので確定申告は必要ありません。

確定申告で時間をとられないように、税金関連の確認を怠らないようにしてください。

参考:国税庁 副収入などがある方の確定申告

スキルをつけるためにコストがかかる

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Webエンジニアとして副業する場合、スキルの習得にコストと時間がかかります。

例えばプログラミングスクールの月会費や参考書の代金、場合によってはWebエンジニアとして働くための作業環境を整えるために、パソコンやインターネット回線の費用が必要になります。

また、Webエンジニアとして必要なプログラミング言語や、知識を身につけるための学習時間の確保も欠かせません。

「毎日30分はプログラミング言語を学ぶ」といった具体的な目標を決め、計画的に勉強しましょう。

Webエンジニア副業の注意点

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Webエンジニアとして副業する際の注意点を2つご紹介します。

  • 稼働時間は想定よりも少なめに設定する
  • リモートか出社型か事前に確認する

具体的に1つずつ見ていきましょう。

稼働時間は想定よりも少なめに設定する

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副業を始めるとき「平日は2時間、休日は6時間働く」と考えていても、想定通りに稼働するのは難しいかと思われます。

最初の頃はやる気次第で乗り切れるかもしれませんが、少しずつ疲労やストレスが蓄積されていきます。また、本業が忙しくなったり、急ぎの用事が入る可能性もあります。

副業を続けるためにも、稼働時間は想定の8割程度で考えます。週20時間稼働できると考えた場合、実際に副業にあてる時間は週16時間が目安になります。

リモートか出社型か事前に確認する

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勤務先がリモートワークなのか、週に何日かは出社する必要があるのか、打ち合わせのときだけ出社するのかなど、働き方の確認を忘れないようにしてください。

例えば平日は本業のために出社、土日も副業で出社となると、通勤によるストレスや体力の消耗、休息時間の減少が懸念されます。

本業と両立するためにも、あなたのライフスタイルにあった働き方を見つけることが大切です。

未経験Webエンジニア副業の始め方

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未経験のWebエンジニアが副業を始めるためにはどうすればいいのか3つご紹介します。

  • やりたいことや目標を決める
  • 目標にあったプログラミングスキルを身につける
  • 案件を獲得する

具体的に1つずつ見ていきましょう。

①やりたいことや目標を決める

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副業を始める前の準備として、Webエンジニアとしてやりたいことや目標を明確にします。いくつか具体例をあげるので参考にしてみてください。

・Webアプリケーション開発で1ヶ月に5万円稼ぎたい

・Ruby言語を使った開発をする

・HTMLやCSSを使ったコーディングをできるようにしたい

やりたいことや目標を言語化することで、モチベーションアップや副業の目的を見失わずに作業に取り組めます。

②目標にあったプログラミングスキルを身につける

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あなたの目標を達成するために必要なプログラミング言語を調べ、スキルとして身につける必要があります。

例えば「WordPressを使ってWebサイトを作りたい」といった目標を設定します。Webサイトのユーザーの目に触れる部分を作るためにはHTMLとCSS、JavaScriptの知識が必要です。また、WordPressはPHP言語を使用しているので、PHP言語の習得も欠かせません。

プログラミングスキルの習得には時間がかかります。毎日の継続した学習が、Webエンジニアとしてレベルアップに繋がります。

③案件を獲得する

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Webエンジニアとしてのスキルが身についてきたら、実際に案件を獲得していきます。後ほど副業案件を獲得する方法をお伝えするので、参考にしてみてください。

まずは未経験や初心者向けの案件を受注し、Webエンジニアの仕事に慣れていくことが大切です。最初から難しい案件や極端に納期が短い案件を受けると、挫折する可能性が高くなるので、自分のレベルにあった案件をこなしながら実績を積み重ねていきましょう。

未経験Webエンジニアが副業の案件を獲得するには?

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未経験Webエンジニアが副業案件を獲得する方法を3つご紹介します。

  • クラウドソーシング
  • 副業紹介エージェント
  • SNSでの発信

具体的に1つずつ見ていきましょう。

クラウドソーシング

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クラウドソーシングとは、インターネット上で企業や個人が不特定多数の人に業務を発注する業務形態のことを指します。未経験Webエンジニアでも受注できる案件を取り扱っているので、未経験Webエンジニアから経験者へステップアップするのにおすすめです。

未経験者向けの案件は比較的簡単な作業内容のため、単価が安い傾向にあります。クラウドソーシングで実績を積んだら、副業紹介エージェントの活用やSNSを使って、自ら仕事を獲得する方向に切り替えていきましょう。

副業紹介エージェント

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副業紹介エージェントとは、あなたに向いている副業案件を紹介してくれるサービスです。

案件紹介以外にも、契約関連の事務処理代行やクライアントへの単価交渉、キャリア相談など求職者が仕事に専念できるようにフォローしてくれます。

クラウドソーシングで実績を積んだ人や、自分で案件を探す手間を省きたい人は活用してみてください。副業紹介エージェントは経験者を対象にしている場合が多いので、未経験Webエンジニアの人は、クラウドソーシングで実績を積んでから挑戦してみてください。

SNSでの発信

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TwitterやInstagram、FacebookといったSNSからの情報発信で仕事が見つかる場合もあります。経験やスキルを公開すれば、クライアントから声がかかるかもしれませんが、未経験Webエンジニアは実績が少ないので案件獲得は難しくなります。

そのためポートフォリオを作ったり、クラウドソーシングや副業紹介エージェントを通して実績を積んでからSNSを活用することをおすすめします。

また、SNSでWebエンジニアを募集しているクライアントもいるので、「Webエンジニア 求人」「Webエンジニア 募集」などのキーワードで探してみてください。

まとめ

Webエンジニア_副業-まとめ

Webエンジニアの副業は収入の増加はもちろん、スキルアップや人脈作り、起業や転職の準備に役立ちます。

副業を始める前は、税金関連の勉強や初期費用の準備を忘れないように注意しましょう。

また、勤務時間や働き方(出社型・リモート型)を決めるときは、身体的・精神的負担の少ない環境になるように意識してみてください。

未経験でもWebエンジニアとして副業を始めることは出来ますが、そのためにはスキルの取得が必要不可欠です。まずはWebエンジニアとしてのスキルを身につけてから、クラウドソーシングや副業紹介エージェントを活用し、副業を始めてみてはいかがでしょうか。

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