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Javaエンジニアは稼げます!未経験からでも高収入を目指す方法とは?

Javaエンジニアは稼げます!未経験からでも高収入を目指す方法とは?

この記事の監修者
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橋本 琢王
CIRANUI株式会社代表取締役 2015年にエンジニアとしてのキャリアをスタートし、制作会社のWEBディレクター、ヘルスケアスタートアップのWEBエンジニア、事業会社のプロジェクトマネージャー・プロダクトマネージャーなど様々なプロジェクトに参画。 プロジェクトマネージャー、WEBディレクター、WEBエンジニアとしてのキャリアを築く。 プロジェクトに参画しながら、2016年にフリーランスチーム「FIREWORKS」を立ち上げ、フリーランスで活躍するエンジニアやデザイナーと共に、WEBブランディング、WEB開発を行う。 2021年に個人事業主から法人化をしてCIRANUI株式会社代表取締役に就任。

Javaは汎用性が高い言語のため幅広い分野で採用されており、Javaエンジニアを求めている企業は多数あります。

そしてエンジニア職の中でも、高収入を得られやすいのがJavaエンジニアです。

だからといって、Javaエンジニアになれば誰でも収入アップが見込めるかと聞かれると、そうではありません。

本記事は「プログラミング未経験でもJavaエンジニアとして稼げるようになりたい」と考えているあなたに向けた内容になっています。

今回は大きく分けて5つのテーマについて解説します。

  • Javaエンジニアの平均年収
  • Javaエンジニアが年収をあげる方法
  • Javaエンジニアの仕事内容
  • 未経験からJavaエンジニアに転職する方法
  • Javaエンジニアの将来性

最後まで読めば、未経験スタートでも「本当に稼げるJavaエンジニア」になる方法が分かります。

Javaエンジニアの平均年収はどのくらい?

Javaエンジニアの平均年収

Javaエンジニアの年収は会社員が525万円、フリーランスが720万円になります。
参考:求人ボックスフリーランススタート

平成30年に国税庁が発表した「民間給与実態統計調査」によると、日本の平均年収は441万円なのでJavaエンジニアは高収入を得られる職種だと分かります。

ちなみに、どんどん収入を伸ばしていきたいならフリーランスがおすすめです。

フリーランススタートに掲載されている情報によるとJavaエンジニアの平均月額単価は62.4万円(年収約750万円)、最高月額単価は200万円(年収約2,400万円)だと分かりました。

だからといって、実績のない未経験者がいきなりフリーランスになっても仕事は取れません。

なぜなら、クライアントは即戦力となるエンジニアを求めているからです。

まずは企業のJavaエンジニアとしてスキルを磨いてから、フリーランスを目指すのが得策と言えます。

Javaエンジニアの年収が高い2つの理由

Javaエンジニアの年収が高い2つの理由

経験やスキルによって変動しますが、Javaエンジニアの年収は比較的高く設定されています。

なぜならJavaを扱える人材は市場価値が高く、また大企業で採用されることが多い言語だからです。

それでは、Javeエンジニアの年収が高い2つの理由について詳しく解説します。

市場価値が高い

Javaは汎用性が高く、さまざまな分野に特化したフレームワークやライブラリが充実している分、覚えることが非常に多くなります。

また、プログラミング初心者でも学びやすい言語であるPHPやRubyと比較すると、Javaは独自のルールや文法が多いため習得難易度は高めです。

しかし、習得難易度が高いということは、Javaを扱える人材は市場価値が高いと言い換えられます。

今はJavaを学べるプログラミングスクールや教材が充実しているので、しっかり段階を踏んで学んでいけば、未経験者でもJavaの習得は可能になります。

大手企業で使用されるケースが多い

Javaはセキュリティ面が高いといった利点から、大手企業の業務システムや企業独自の管理システムに採用されるケースが多々あります。

また、JavaはWindowsでよく使われるプログラミング言語です。

そして、多くの大手企業は情報漏洩による信頼損失を防ぐために、セキュリティ性に優れたWindowsを使用しています。

以上の理由から、大手企業ではJavaエンジニアを求めているため、必然的に年収も高くなるのです。

Javaエンジニアが年収をあげる方法

Javaエンジニアが年収をあげる方法

Javaエンジニアは年収が高い職種とお伝えしました。

しかし、同じ作業を淡々とこなしているだけだと収入アップは見込めません。

ここでは、下記4つのJavaエンジニアが年収をあげる方法について解説します。

  • Java以外のプログラミング言語を習得する
  • 上流工程に携わる
  • 大企業に転職する
  • フリーランスになる

Java以外のスキルを身につける

Java以外のスキルが身につくと対応できる業務の幅が広がり、Javaエンジニアとしての市場価値が高まります。

企業によって必要なスキルは異なるため、あなたが携わりたい分野に関する求人を確認して、どんな経験や知識が求められるのか事前に知っておくことが大切です。

フリーランススタートに掲載されている求人をもとに、どのようなスキルや経験が求められているか一例として挙げておきます。

  • AWSによるクラウド基盤の設計構築
  • Linuxサーバの設計構築
  • Spring BootでのWebアプリ開発経験
  • Swift、Objective-Cを用いた開発経験

上流工程に携わる

システム開発はプログラミングやテストを行う下流工程よりも、要件定義やシステム設計を行う上流工程に携わる人材のほうが年収が高い傾向にあります。

上流工程を担当するのは、システムエンジニア・プロジェクトリーダー・プロジェクトマネージャーです。

3つのキャリアについて簡単に説明します。

システムエンジニア:主にシステム設計を担当
プロジェクトリーダー:プロジェクトチームを率いる責任者
プロジェクトマネージャー:プロジェクト全体の管理者

この中で最も年収が高いのはプロジェクトマネージャーで、619万円です。
参考:求人ボックス

クライアントとの打ち合わせやシステム開発の基盤となる設計書作成を行うため、責任も大きくなる分、年収も高くなります。

他企業へ転職する

現在勤めている企業で年収を上げるのが難しい場合、高い年収で雇ってくれる企業に転職するのも1つの手段です。

先述した通りJavaエンジニアは市場価値が高く、必要としている企業は多数あります。

ただし、Javaエンジニアとしてのスキルや実績がなければ、好条件の企業に転職することは出来ません。

「プロジェクトマネージャー経験がある」「Java以外のプログラミング言語で開発できる」「Javaを使ったWebアプリ開発経験が3年」といった強みがあると、転職活動もスムーズに進められるでしょう。

フリーランスになる

前述した通り、会社員よりもフリーランスのJavaエンジニアの方が稼げます。

Javaはフリーランス向けの案件も多く、単価相場も50万〜70万と高単価案件の割合も高めです。

フリーランスは案件をこなせばこなすほど報酬が得られるので、人によっては大幅な収入アップが見込めます。

さらに、フリーランスとしての実績が増えクライアントから信頼を得られるようになると、自分から単価交渉がしやすくなるでしょう。

Javaエンジニアの仕事内容

Javaエンジニアの仕事内容

具体的にJavaエンジニアはどういった仕事を行っているのでしょうか?

ここでは、下記3つの仕事内容について紹介します。

  • Androidアプリ開発
  • Webアプリ開発
  • 業務システム開発

Androidアプリ開発

JavaはAndroidアプリ開発で利用されるケースが多い言語です。

日本のAndroid普及率は50.2%(2020年6月時点)を占めており、多くのAndroid向けアプリがリリースされています。
参考:[2022年]日本のiPhone・Androidシェア率調査結果|世界と比べたスマホシェア

今後も新しいアプリ開発や既存アプリのアップデートなどで、Javaエンジニアの需要は高まっていくことが予想されます。

また、近年ではAndroidアプリ開発にて、Kotlin(コトリン)と呼ばれるプログラミング言語を採用する企業が増えてきました。

Androidアプリ開発に興味がある方はJavaだけでなく、Kotlinも習得できれば仕事の幅を広げることができるでしょう。

Webアプリ開発

銀行や医療、自動車や公共系といったさまざまな分野のWebアプリ開発でJavaは採用されています。

JavaはiOSやWindowsといったOSに依存しないという特徴を持っているため、Webアプリのサーバーサイド開発にて力を発揮します。

サーバーサイドとはWebサーバー側でデータ管理をしたり、プログラムを実行することです。

サーバーサイドで動く代表的なプログラミング言語はJava・PHP・Ruby・Pythonなどが該当します。

業務システム開発

企業や官公庁、銀行などで利用されている業務システムの開発でJavaは広く利用されています。

一例として、会計システムや勤怠管理システムといった、企業を根幹から支えるバックオフィスの業務システムが挙げられます。

また、Javaは処理速度が速いと言われているコンパイラ言語です。

ですので、膨大なデータを高速で処理する必要がある業務システムの開発に適しています。

Javaを効率よく学ぶためのロードマップ

Javaを効率よく学ぶためのロードマップ

Javaは覚えることが多いので無計画のまま勉強を進めてしまうと、失敗しやすくなります。

途中で挫折しないように、ここで紹介するロードマップに沿った学習法を取り入れてみてください。

1.開発環境を準備する

まずはJavaを動かすために、Pleides All in Oneをダウンロードします。

Eclipse 2022(最新版)をクリックし、WindowsもしくはMacのFull Editionを選択してください。

Eclipse

ダウンロード後、実行ファイルを起動すると画面が立ち上がります。

以上で開発環境の準備は完了です。

2.Javaの基本用語・文法を学ぶ

次にJavaの基本用語や文法を学びます。

クラスやメソッド、オブジェクト指向といったJavaで開発するために必要な最低限の知識を身につけましょう。

基本用語や文法を学ぶのにおすすめなのが書籍です。

書籍は必要な知識が1冊にまとまっているので、ネット上で情報を探す手間が削減できます。

分からない用語や文法が出てきたらすぐに調べられる辞書代わりとして、手元に1,2冊書籍があると良いでしょう。

3.ライブラリ・フレームワークを学ぶ

基本的な知識が身についた後は、多くのJava開発現場で使われていると言っても過言ではないフレームワークやライブラリの勉強をします。

ライブラリは必要な機能(プログラム)がまとまった部品、フレームワークは複数のライブラリから成り立っている枠組みを指します。

また、ライブラリとフレームワークは種類が多いため、作りたいものを明確にしてから選定しましょう。

たとえば、Androidアプリを開発したい場合、React Native・Flutter・PhoneGapなどが使用するフレームワークの候補になります。

4.実際に開発する

Javaの基礎知識やライブラリ・フレームワークが習得できたら、実際に開発してみましょう。

しかし、Java開発に必要な知識を学んだからといって、最初からスムーズに開発出来る人は少ないと思います。

開発が思うように進まない場合は、オンライン学習サイトのProgatePaizaラーニングの活用、または書籍やネット上にあるサンプルコードを手本とし簡単なWebアプリ開発から始めてみてください。

独学で未経験からJavaエンジニアになるのは難しい

独学で未経験からJavaエンジニアになるのは難しい

Javaは数あるプログラミング言語の中でも習得難易度が高いため、独学でJavaエンジニアを目指すのは大変なことです。

Javaの概念であるオブジェクト指向の理解や、独自のルールや文法など覚えることが多く、未経験者が独学でJavaを身につけようとしても途中で挫折してしまうでしょう。

また独学の場合、分からないことが出てきた時に相談できる相手がいないと、なかなか勉強が進まなかったり、モチベーションが低下したりといったデメリットがあります。

未経験者がJavaエンジニアを目指すなら未経験可の企業に転職する、もしくはプログラミングスクールで勉強してから転職することをおすすめします。

未経験からJavaエンジニアに転職する方法

未経験からJavaエンジニアに転職する方法

未経験からJavaエンジニアに転職するのは難しいものの、決して不可能ではありません。

ここでは、下記2つの未経験からJavaエンジニアに転職する方法を紹介します。

  • 未経験可の企業に転職する
  • プログラミングスクールで勉強してから転職する

未経験可の企業に転職する

未経験者を募集している大半の企業は研修制度が整っているので、仕事をしながらプログラミングスキルを身につけることができます。

少しでも早くJavaエンジニアとして働きたいなら、未経験可の企業に応募するのが最善の方法です。

しかし、未経験者を募っている企業はそれほど多くないので、なかなか採用されないかもしれません。

また、エンジニアとしてのスキルがないため、給与が良くない場合もあります。

まずは稼ぎよりも、Javaエンジニアとして即戦力になるための準備期間と捉えて仕事に望んだほうがモチベーションも保ちやすくなります。

プログラミングスクールで勉強してから転職する

確実に転職を成功させたいなら、プログラミングスクールで勉強してから転職活動する流れがおすすめです。

プログラミングスクールなら、実務で役に立つスキルや知識をプロの講師が直接指導してくれるので効率よく学べます。

また、多くのスクールでは転職・就職支援も行なっています。

履歴書や職務経歴書の添削、面接対策やポートフォリオのチェック、スクール独自の求人紹介など、充実したサポートが魅力的です。

Javaを教えているプログラミングスクールは多く、スクールによって特色や費用は異なりますので、無理なく続けられるスクールをぜひ探してみてください。

気になるJavaエンジニアの将来性は?

気になるJavaエンジニアの将来性は?

Javaは汎用性が高く、小規模なアプリ開発から大規模なシステム開発まで幅広い案件で採用されている言語です。

ですので、今後もさまざまな分野でJavaは活躍すると予想されます。

ですが、近年ではScala(スカラ)やKotlin(コトリン)といったJavaの代わりに用いられるプログラミング言語が誕生しました。

Scala(スカラ)はJavaと互換性がある言語で、Javaよりも短いソースコードで開発可能です。

Kotlin(コトリン)はJavaをより簡潔に書けることを目指して開発された言語で、Androidアプリ開発でよく使われています。

このようにJavaの代わりとなる言語が出てきているため、Javaエンジニアとして現場で活躍し続けるなら、ScalaやKotlinといった他のプログラミング言語の習得も必須になってくるでしょう。

しかしながら、Javaの求人数が多いのも事実です。

求人サイトのフリーランススタートを見てみると、Javaの求人数は50,603件もあります。

PHPは29,602件、Rubyは11,273件、Pythonは10,839件なので、圧倒的にJavaの求人数が多いことが分かります。(2022年8月時点)

急にJavaの需要がなくなる可能性は低いため、これからJavaエンジニアを目指す価値は十分にあると言えます。

まとめ

Javaは習得難易度が高く、かつ大手企業に採用されていることからJavaエンジニアの年収は高めに設定されています。

さらに、マネジメントスキルやJava以外のプログラミングスキルを身に付けることで、より高収入が得られるでしょう。

しかし、未経験から独学でJavaを習得するのは非常に困難です。

Javaの概念であるオブジェクト指向の理解や、Java独自のルールを覚えるのに苦戦するかもしれません。

ですので、未経験者はプログラミングスクールで学んでから転職する、もしくは未経験を募集している企業に挑戦することをおすすめします。

Javaは汎用性が高くセキュリティ面にも強いといった利点から、多くの案件で利用されています。

「将来性があって高収入を目指せる仕事がしたい」と考えているなら、Javaエンジニアを目指してみてはいかがでしょうか?