ランサーズは、クラウドソーシングサービスを通じて、仕事を提供している大手企業です。
フリーランスや副業希望者など110万人を超える登録者数は業界最大手であり、さまざまな案件があります。
しかし一部では「いい案件がなかった」「仕事をしたのに報酬がもらえなかった」など、ランサーズに関する悪い噂があるのも事実であり、気になるところです。
そこで本記事では、これからランサーズに登録しようと考えている方に向けて、ランサーズの評判やメリットとデメリットについて解説していきます。
ランサーズの基本情報
ランサーズは登録者数110万人以上、案件は17,000件以上(いずれも2023年8月現在)のクラウドソーシングサービスを提供する大手企業です。
さまざまな案件があるため、フリーランスはもちろん副業を希望する主婦や会社員など多くの人が利用しています。
ここでは、ランサーズの基本情報について以下の3つの視点から解説します。
- どんな案件があるか
- ユーザーのための機能
- 手数料
どんな案件があるか
ランサーズの仕事カテゴリは350種類以上もあり、初めてクラウドソーシングを利用する方でも仕事が探しやすいでしょう。
▼ランサーズの主な案件
初心者向け | 専門職向け | ||
データ入力・文字起こし | ・案件数:約18万件 ・単価:5円/件 ・難易度:低い |
プログラミング | ・案件数:約11万件 ・単価:1〜500万円 ・難易度:高い |
事務 | ・案件数:約3万件 ・単価:5万円程度 ・難易度:中 |
Webデザイン | ・案件数:約8万件 ・単価:1〜500万円 ・難易度:高い |
Webライター | ・案件数:約80万件 ・単価:0.3〜3円/文字 ・難易度:案件による |
動画編集 | ・案件数:約4万件 ・単価:5000〜3万円程度/時間 ・難易度:中 |
初心者がチャレンジしやすいのがデータ入力などの軽作業で、パソコンが使えれば特別な知識は必要なく、自宅でコツコツと作業したい人におすすめです。
ただし、時給換算すると単価が低いため、副業で高収入を考えている人には向いていません。
一方、高収入を目指すなら専門職の案件がおすすめです。
プログラミングやWebデザインは、引く手あまたの職種で、どの企業も人手不足の状態が続いています。
そのため、ランサーズのようなクラウドソーシングサービスで人材募集している企業が多く、その分野の知識があれば高収入が見込めるでしょう。
ユーザーのための機能
ランサーズでは、ユーザーが安心して仕事ができるように、さまざまな機能が提供されています。
▼ランサーズがユーザーに提供している機能
機能 | 内容 | 提供するメリット |
仮払い制度 | ・ユーザーが案件獲得した際にクライアントが仮払いしたお金を一旦ランサーズが預かり、ユーザーが仕事を完了したら全額支払う制度 | ・万が一案件が中断したりクライアントと連絡が取れなくなったりしても報酬の一部(仮払い分)は支払われる |
クライアントプロフィール機能 | ・ユーザーのプロフィール欄に「発注数」「提案数」「満足評価数」などが表示される | ・ユーザーが「どんな人か」「評価はどうか」などを確認できる |
依頼アドバイス機能 | ・ユーザーがクライアントに対し不満がある場合に、ランサーズがクライアントにフィードバックしてくれる | ・ユーザー側が不適切な依頼(仕事)が減る |
フリーランストータルサポート | ・フリーランスの税務や福利厚生などをサポートしてくれる | ・ヘルスケアや育児介護サービス、レジャー施設の割引優待などが受けられる |
仕事ガイドラインの提供(クライアント側) | ・クライアント側に対しガイドラインの提供と法律厳守をお願いする | ・クライアントの案件指示によるトラブルからユーザーを守る |
このようにランサーズでは、ユーザーがクライアントと気持ちよく仕事ができるような機能が揃っているため、クラウドソーシングに抵抗がある人でも安心して利用できます。
手数料
ランサーズを利用する際のユーザー登録は無料ですが、実際に仕事をするとシステム手数料がかかります。
- システム手数料:クライアントとの契約金額の16.5%(税込)がシステム手数料としてランサーズに支払われる。
▼例えば、案件の契約金額が50,000円だった場合
・システム手数料:50,000円×0.165=8,250円
・報酬:50,000円−8,250円=41,750円
・振込報酬額:楽天銀行に振り込んだ場合 41,750円−110円(振込手数料)=41,640円
その他の銀行に振り込んだ場合 41,750円−550円(振込手数料)=41,250円
システム手数料と振込手数料いずれも仕事内容に関わらず同額です。
クライアントから提示された契約金額がそのままもらえる訳ではないため注意しましょう。
ランサーズの良い評判
ここではランサーズの良い評判について、実際にSNSにあった口コミをもとに紹介します。
- ランサーズオブザイヤーという、ランサーズに登録している受注者の中で、最も活躍しているフリーランスを表彰するセレモニーがあり、完全にフリーランスとして活躍する人にとってはモチベーションの上がる機会となっています。(参照:ITreview)
- ランサーズ の総獲得報酬が500万超えました…!副業で隙間時間に取り組んでいる身としては、契約書やら請求書のやりとりに時間を使うのは正直惜しいので、ランサーズは本当に便利
大袈裟じゃなく、人生変えるきっかけをくれたサービスだと思います(参照:X) - 2022年7月にランサーズでご依頼いただいた企業様に、「近況報告」のDMをしたところ、ちょうどお願いしたい案件出たのでとお打ち合わせのお時間いただけました。
来月からスタート予定です!(参照:X(一部抜粋)) - 「変な家」の映画を観に行きたいので、ランサーズクラブオフで映画のチケットを申し込みました。(参照:X)
1,800円が1,300円になるのは大きい!福利厚生がないフリーランスにはすんごく嬉しいサービスです。ありがとう、ランサーズ。(参照:X)
このように「優秀なユーザーの表彰」「事務負担が楽」「実績作りができる」「福利厚生が利用できる」など、ランサーズを利用すると得られるメリットは多いです。
ランサーズの悪い評判
ここではランサーズの悪い評判について、実際にSNSにあった口コミをもとに紹介します。
- ランサーズ手数料高い…(参照:X)
- ランサーズで信頼できるクライアントに出会えるってなかなかないし、そういうクライアントは大事にした方がいい。5月15日に完了報告したのに、いまだ確定してくれないクライアント1件、仕事をもらえるって言われて結局連絡なしのクライアント2件。人としてどうなの?って思うんけどこれが普通?(参照:X)
- #ランサーズのタスクが低価格化してる気がする。10円のアンケートとか、数問の選択式じゃないと答えないよ普通。手数料を引かれると6,7円にしかならないんだよ?「1円を拾うためのカロリー」の話ではないけど、そんなアンケートに時間を費やすのは、相対的に損だから。(参照:X)
悪い評判としては「手数料が高い」「クライアントと連絡が取れなくなった」「低単価の案件が多い」などの意見が見られました。
しかし、クラウドソーシングはネット上のサービスなため、これらのデメリットがあることは仕方がないといえるでしょう。
後半の2つについては、クライアントの評価を見たり極端に低単価の案件には応募しないなどの対策をすることが重要です。
ランサーズを利用するメリット
ランサーズでは、ユーザーが安心して利用できるようにさまざまなサービスを提供しています。
ランサーズの主なサービスや、そこから得られるメリットは以下の4つです。
- 未経験でも案件が見つけやすい
- スカウト機能がある
- 認定ランサー制度がある
- 事務作業の手間が省ける
未経験でも案件が見つけやすい
ランサーズの案件は17,000件以上で、未経験者にもできる仕事も多く存在します。
未経験では高単価の案件は難しいかもしれませんが、まずは案件に応募し実際に仕事をして報酬を獲得することを目標にしてみましょう。
未経験者が始めやすいのは「データ入力」「アンケート調査」「Webライター(記事作成・構成)」などです。
ただし、あまりにも低単価の案件やクライアントの評価が低い案件には注意しましょう。
このような案件は、時給換算すると100円程度にしかならない場合もあるからです。
ランサーズではクライアントの評価が見れるため、他のユーザーがどんな口コミを入れているか確認して案件を選ぶといいでしょう。
スカウト機能がある
ランサーズにはユーザーにクライアントからスカウトが来るシステムがあります。
これは、ユーザーのプロフィールやポートフォリオなどの実績を見たクライアントから仕事の依頼が来るというものです。
クライアントからオファーが来るため、自分で案件を探す手間が省けます。
また、スカウト案件は一般募集している案件よりも良い条件を提示されることもあるのです。
しかし、登録当初はランサーズでの実績がないため、ポートフォリオに記載する内容も充実しません。
そのため、複数の案件に応募して徐々に実績と評価を上げていく必要があります。
その上で質の高いプロフィールやポートフォリオを作成し、スカウトされやすくするのが重要です。
認定ランサー制度がある
認定ランサーとは、ランサーズが定めた基準を満たすことで与えられる称号のようなもので、ランサー(案件受注者)として登録している人全てが対象になります。
認定ランサーになるには以下の条件が必要です。
- 本人確認やプロフィールなどの記入
- 過去1年間の「満足」評価の割合が95%以上
- 獲得報酬額各カテゴリの上位20%
- タスク承認率が90%以上 など
認定ランサーの基準についての詳細はこちらをご覧ください。
認定ランサーになると、クライアントからのスカウトや継続案件が増えやすくなります。
また、ランサーズのマイページに「認定ランサー」と表示されるため、自身のモチベーションも上がるでしょう。
クラウドソーシングのようなオンライン上でのやり取りでは、リアルな会社で働くのと違い信頼を得ることが難しいのがデメリットです。
しかし、このように客観的な評価をすることで、クライアント側もランサーにオファーしやすいといえるでしょう。
事務作業の手間が省ける
ランサーズの役割は、クライアントとランサーの間に入って仕事を仲介することです。
通常、フリーランスや個人事業主が案件の契約をする場合、クライアントに契約書や請求書を発行する必要がありますが、ランサーズ経由の案件ではこのような事務作業がいりません。
フリーランスや個人事業主にとって面倒な事務作業が省けることは、その分の時間を仕事に当てることができるメリットがあります。
ランサーズを利用するデメリット
ランサーズにはさまざまな案件があるため、初心者でも気軽に仕事を探せるメリットがありますが、その反面デメリットも存在します。
ランサーズの主なデメリットは以下の4つです。
- 専門スキルがないと稼ぐのが難しい
- 手数料をとられる
- 募集要項と実際の案件内容が異なることがある
- マナーが悪いクライアントもいる
専門スキルがないと稼ぐのが難しい
ランサーズには17,000件以上の案件がありますが、初心者ができるデータ入力やアンケートモニターなどでは稼ぐのは難しいでしょう。
なぜなら、誰でもできる案件は単価が低く、時給換算するとアルバイトの方が稼げる場合がほとんどだからです。
酷い場合は時給換算で100円にも満たない案件もあるため、割に合わなく辞めてしまう人も多くいます。
逆に専門スキルがある人にとっては、ランサーズで高単価の案件を獲得できるチャンスは高いでしょう。
例えばプログラミングスキルやWebデザインのスキルは、報酬含め好条件で募集しているクライアントが多数存在します。
ランサーズで稼ぐには、このようなIT系の知識を身に付けておくと有利です。
手数料をとられる
ランサーズでは、ランサーが獲得した報酬から16.5%のシステム手数料をとる仕組みになっています。
これはクライアントとランサーの仲介手数料みたいなものですが、これが高いと感じる人もいるようです。
1案件だけならそうでもないですが、多くの案件をこなしていくとその額は大きな痛手になります。
加えて、銀行振込手数料が発生することも理解しておきましょう。
楽天銀行は110円、その他の銀行なら550円かかるため、可能であれば楽天銀行の口座を用意することをおすすめします。
募集要項と実際の案件内容が異なることがある
オンライン上でやり取りするクラウドソーシングでは、トラブルは付きものです。
実際、ランサーズでも以下のようなトラブルが報告されています。
- 案件の契約をしたにも関わらず、その後連絡が取れなくなった
- 契約内容と違う案件を提示された
- 報酬の未払い
- ランサーズ以外のサイトへ誘導された
これらは全てランサーズでは規約違反になるため、自身に起こった場合はそのまま契約せずに必ずランサーズへ報告しましょう。
特に、ランサーズを通さず直接契約をすると、自身も規約違反になり退会扱いになることがあるため注意が必要です。
マナーが悪いクライアントもいる
ランサーズにはマナーの悪いクライアントも存在します。
- テストライティングを納品したのに音信不通になった
- 納品した作品の質が悪いとケチを付けて報酬を支払わない
- 個人情報を聞いてくる
- 向こうからオファーしたにも関わらず、その後連絡がない
このようなクライアントはランサーズ以外のクラウドソーシングでも見られるため注意が必要です。
悪質なクライアントの被害に合わないようにするには
- クライアントの評価や口コミをみる
- 本人確認済みのチェックがあるか確認する
- 案件単価が適正かを確認する
これらを必ず確認しましょう。
ランサーズでどれくらい稼げるの?
SNSなどを見ると、ランサーズで稼いでいる人とそうでない人とで意見が別れています。
では、実際ランサーズでどんな案件が稼いでいるのでしょうか。
ランサーズ新・フリーランス実態調査2021-2022年版によると、働き方で稼ぐ金額は大きく変わるのがわかります。
働き方 | 平均年収 |
副業タイプ | 62.3万円 |
複業タイプ(2つ以上の企業と契約) | 102.8万円 |
特化タイプ | 89.0万円 |
個人事業主タイプ | 297.5万円 |
このように副業では年収が約60万円となっていて、月収にすると約5万円です。
例えば会社員や主婦が自宅で副業として月に5万円稼げれば、家計的にも助かるのではないでしょうか。
また、個人事業主としてランサーズで継続案件を獲得すれば報酬アップも見込めます。
まずは副業としてランサーズを利用してみて継続案件が複数出てきたら、徐々に本業にシフトしても良いでしょう。
ランサーズはこんな人におすすめ
ここまでランサーズの評判やメリット・デメリットを紹介してきましたが、上手に活用することで副収入や本業並みの収入を得ることができます。
ランサーズをおすすめしたいのは以下のような人です。
- スキマ時間を使って稼ぎたい人
- 副業初心者
- フリーランスになる予定の人
スキマ時間を使って稼ぎたい人
ランサーズはスキマ時間を利用して稼ぎたい人におすすめです。
その理由として、ランサーズには短時間でできる案件が豊富にあり、時間に縛られず自由に仕事ができることがあります。
例えば、会社員なら寝る前の1時間を使って案件をこなすことができるでしょう。
また、親の介護をしている方や子育て中の主婦の方でも、自宅に居ながらスキマ時間を利用して稼ぐことが可能です。
ランサーズの案件の多くはオンラインで行うため、ちょっとした時間でもお小遣い程度のお金を稼ぎたい人には最適だといえます。
副業初心者
ランサーズは初めて副業をする人にもおすすめです。
その理由としては以下のようなものがあります。
- 副業および未経験OKの案件が多い
- 仮払い制度があり安心
- 登録が無料
- トラブル時には運営に相談できる
ランサーズはクラウドソーシング最大手であり案件数も17,000件以上あるため、初心者でも気軽に始められる案件が豊富にあります。
しかも登録は無料なので、案件の情報収集のために利用してもいいでしょう。
また、万が一クライアントとの間でトラブルがあっても、運営に報告することで解決できます。
加えて、報酬の未払いを防止する仮払い制度もあるので安心です。
フリーランスになる予定の人
将来フリーランスを目指している人にもランサーズはおすすめです。
例えば会社員が今の職種に関する案件をこなし、ある程度稼げてきたタイミングで独立するのもいいでしょう。
特に人手不足のWeb業界で働いている方なら大いにチャンスがあります。
また、会社員以外の方にもランサーズはおすすめです。
例えば子育て中の専業主婦がランサーズで継続して案件を獲得することで、将来フリーランスになることが期待できます。
ランサーズの登録方法
ランサーズの登録手順は以下のように行います。
- ランサーズ公式サイトへアクセスし「会員登録」をクリックする
- 「メールアドレス」「Google」「facebook」「Apple」から選んで会員登録する
- 登録したアドレス宛にメールが来たら「メールアドレス認証を完了する」をクリックする(メールアドレスで登録した場合)
- 「ユーザー名」「パスワード」「利用方法」を設定する
これで登録は完了ですが、クライアントから案件を獲得しやすくするためにはさらに詳細情報を入力しましょう。
登録時に入力する詳細情報としては以下のようなものがあります。
- 本名(ユーザー名)・住所・電話番号などの個人情報
- 性別
- 年齢
- 生年月日
- 住居地
- 職業
- 簡単な自己紹介
- 取得資格(スキル)
- 過去の実績
- キャッチフレーズ
- 機密保持確認
- ランサーズチェック
これらを入力することで、ランサーとしての信用度が増し、クライアントからオファーをもらいやすくなります。
特に自己紹介やスキルは重要なアピールポイントになるため、できるだけ詳細に入力しましょう。
案件受注率アップのコツ
ランサーズに登録しただけでは案件を受注することはできません。
クライアントからオファーを受けたり継続案件をもらえたりするには以下の3つの点に注力しましょう。
- プロフィールに力を入れる
- 適切なコミュニケーションを心がける
- 提案文でアピールする
プロフィールに力を入れる
プロフィールは案件の受注をするためにはとても重要です。
なぜなら、クライアントの多くはランサー(受注者)のプロフィールを見て仕事を依頼するかを判断するからです。
プロフィール欄が無記入だと、クライアントにやる気がない印象を与えてしまいます。
このようなことにならないためには、以下の点をプロフィールに記入しましょう。
- 自分の職歴・強み・スキル
- プロフィールに変化があればまめに更新する(スキルアップの追加など)
- プロフィールのアイコンはデフォルトではなくオリジナル画像を入れる(自分の写真だとなお良い)
プロフィールはランサーの顔そのものなので、手抜きをせずに必ず記入しましょう。
適切なコミュニケーションを心がける
案件を受注できたら、クライアントとのコミュニケーションが重要になります。
具体的には「迅速な返信」「常識的な言葉遣い」「報連相の徹底」を心がけましょう。
これらを行うことで、クライアントとの信頼性が増すだけでなく、継続的な案件獲得が期待できます。
ランサーズの案件はオンラインでのやり取りがほとんどなので、メールやチャットツールを活用したコミュニケーションが大事です。
案件に対する疑問点や改善案があれば、必ずクライアントへ連絡するようにしましょう。
提案文でアピールする
ランサーズでは案件に応募する際、クライアントへ提案文を送ることになっています。
提案文とは、ランサーが案件に応募するために自分の自己紹介やアピールポイントを書いたものです。
また、クライアントの募集条件(要望)が書かれていれば、真摯に回答する必要があります。
この提案文の書き方ひとつで、案件獲得に大きな影響がでるのは間違いありません。
ランサーズには提案文のひな形が用意されていますが、これをそのまま使うのではなく、クライアントの要望をくみ取ったオリジナルの提案文を書くようにしましょう。
また提案文に「初心者ですがよろしくお願いいたします」などと記入してはいけません。
なぜなら、クライアントに「自分に自信のない人」という印象を与えるからです。
たとえ初心者であっても、提案文にはマイナスイメージになるようなことは書かないようにしましょう。
ランサーズに関するQ&A
フリーランスや副業をしたい人の間で、ランサーズの登録者は年々増えています。
とはいえ、無料で登録できるランサーズにも疑問に思うことがあるでしょう。
そこでここでは、ランサーズに関する疑問点を2つ紹介します。
ランサーズとクラウドワークスどちらに登録するべきか
よくある質問で「ランサーズとクラウドワークスどちらに登録した方がいいのか」というのがあります。
結論からいうと、どちらも登録するのがおすすめです。
クラウドワークスとは、ランサーズと同じクラウドソーシングサービスのひとつで、登録者606万人(2023年12月現在)、案件数は300万件(2019年9月現在)とランサーズを上回ります。
そのため、クラウドワークスとランサーズ両方に登録しておくと、案件を獲得しやすいのは間違いありません。
クラウドワークスも登録は無料なので、とりあえず登録だけはしておくことをおすすめします。
インボイス制度への対応は
ランサーズでは2023年10月から実施されたインボイス制度について以下のように記しています。
ランサーズでは、媒介者交付特例を用い、弊社の登録番号のみを請求書に記載いたします。これにより、ランサーズ上の仕事ではランサーの皆さまの登録番号がクライアントに公開されることはなく、国税庁の適格請求書発行事業者公表システムの検索機能から個人情報が知られることはありません。
・適格請求書の発行には、インボイス制度の手続きよりご自身の登録番号を登録していただくことが必須となります。(参照:ランサーズの詳細なインボイス制度対応方針について)
つまりランサーズでは、ランサーがインボイスに登録しているかいないかはクライアント側には分からないということです。
クライアントの中にはインボイスに登録していないランサーを採用しない場合もあるため、インボイス未登録のランサーにとっては安心してランサーズに登録できます。
ただし、インボイスに登録した場合はランサーズに登録番号を登録することを忘れないようにしましょう。
ランサーズのことを知り上手に活用しよう
ランサーズはクラウドソーシングでは大手であり、多くの登録者がいます。
その一方で、案件をめぐるクライアントとのトラブルがあるのも事実です。
しかし、ランサーズは活用次第で副業としての収入アップに大きく貢献します。
ランサーズで自分のスキルや目的にあった案件を見つけ、効果的な提案とコミュニケーションを心がけましょう。