最近ではSNSやYouTubeなどのソーシャルメディアの普及が進み、Web上には商品やコンテンツ・情報が増え続けています。
また新型コロナウイルスの影響でオンラインでの消費も増えました。
オンライン上での消費量増加に伴い、インターネット広告に注力する企業が増え、広告運用などを行うWebマーケティング職の需要も高まりました。
しかしWebマーケティング職を求める企業が多くあるにも関わらず、実際には深刻な人材不足が続いています。
参考:「マーケター人材の採用形態」に関する実態調査
さらにWeb上にコンテンツなどが増えるにつれ、Webマーケターのニーズも拡大していくことから将来性も高いことが考えられます。
そこでWebマーケティング職へ転職しようと考えている人は、次のような悩みや不安を抱えていませんか?
「Webマーケティング職に転職するには、転職エージェントを使った方がいいの?」
「転職エージェントを利用するにしても、どこの転職エージェントを利用すればいいかわからない…」
この記事では、おすすめの転職エージェントをはじめ、転職エージェントを利用する際の注意事項や、Webマーケターへ転職する際に身に着けておいたほうがいいスキルなどを紹介しています。
最後まで記事を読むことによって、自分に適した転職エージェントを選ぶことができ、未経験者・経験者ともにWebマーケターへの転職成功率を高めることが可能です。
それでは順を追って解説していきます。
Webマーケティング業界への転職はエージェントの活用がおすすめ!
結論から言ってしまうと、Webマーケティング業界への転職はエージェントの活用がおすすめです。
なぜなら自分一人で転職サイト等を使って転職活動を行うよりも、転職エージェントを利用したほうが志望企業ごとに合った書類作成や面接対策などのサポートをしてくれるため、転職成功の確率が上がるからです。
また今までの経験を活かすことのできる企業を、一から見つけるのはとても大変な作業だと考えられます。
したがって、「仕事をしながら自分一人で転職活動を進めていくのは大変」「面接や書類作成などに自信が持てない」と考えている方には、転職エージェントを活用することをおすすめします。
転職エージェントを活用するメリットとして、
- Webマーケティング求人についての提案
- 非公開求人を取り扱っている
- Webマーケティング業界専門のアドバイザーがいる
- 書類添削や面接対策、面接日の日程調整
などが挙げられます。
Webマーケティング業界に強い総合型転職エージェント
Webマーケティング業界に強い総合型転職エージェントは以下の3つになります。
- doda
- すべらないキャリアエージェント
- パソナキャリア
「総合型転職エージェント」とは、幅広い業界・業種の求人を取り扱う転職エージェントのことです。
総合型転職エージェントを利用するメリットは、求人数が比較的多いため、自分の希望する求人を見つけやすいといったことがあります。
そのため、
- さまざまな業種からWebマーケティング職を目指したい
- より多くの求人から自分に合った求人を見つけたい
方におすすめの転職エージェントです。
doda
参照:doda
パーソルキャリア株式会社が運営する大手の転職エージェントが、「dodaエージェント」です。
dodaでは現在、約16.2万件の公開求人数、約4.1万件の非公開求人数(2022年10月30日時点)と多くの求人を取り扱っており、他の転職エージェントと比べても求人数が多いことが特徴です。
Webマーケティング(広告代理店・コンサルティング・制作)の職種に絞って検索しても、約3,400件もの求人を取り扱っていました。
職種未経験可まで絞っても約570件、学歴不問の場合でも362件もの求人の取り扱いがあります。
またマーケティングの求人に関しては、女性活躍中や第二新卒歓迎も比較的多い傾向にありました。
dodaでは求人数が強みとして挙げられますが、転職者へのサポートが充実していることも強みとして挙げられます。
書類添削や求人紹介といった一般的な転職エージェントのサポート以外にも、転職における悩みや不安について相談でき、アドバイスもして貰ったという利用者の声もありました。
すべらないキャリアエージェント
すべらないキャリアエージェントは、IT・Web・広告業界に強みを持った転職エージェントです。
すべらないキャリアエージェントの特徴は、利用した転職成功者の満足度は98.5%と非常に高いことです。
なぜなら転職希望者に対して
- 今後のありたい姿
- 自分の大事にしている価値観
- 本人の適性
などの「転職の軸」を明確にし、その軸に沿った提案をするからです。
また転職業界においてエージェントが支援した場合の書類選考突破率は平均して10%程度ですが、すべらないキャリアエージェントの場合だと平均して58%以上と高い水準にあります。
参照:すべらないキャリアエージェント アクシス株式会社
最終面接通過率も50%と非常に高いです。
そして完全無料で利用することができ、自己分析や求人紹介・書類添削・面接対策なども行います。
しかし注意すべき点として、東京・大阪・福岡勤務の案件が多いため、地方から地方への転職には強みを発揮できない可能性があることです。
ですがそういった場合は、すべらないキャリアエージェントの方から地方支援に特化した転職エージェントを紹介してくれます。
質の高い転職エージェントを求めている方は、一度登録してみることをおすすめします。
パソナキャリア
参照:パソナキャリア
パソナキャリアは、求人の約半数が年収800万円以上のハイクラス求人の転職エージェントです。
求人数だけでも4.5万件以上、パソナキャリアだけが独占する求人に関しても800件以上と多数存在します。
パソナキャリアでの年収アップ率は67.1%と高く、ハイクラス求人も他の転職エージェントと比較すると多い傾向にあります。
参照:パソナキャリア
また、年収アップできることも魅力的ですが、パソナキャリアを利用した方の顧客満足度が非常に高いことも強みとしてあり、オリコン顧客満足度調査(2019〜2022年)において、4年連続で顧客満足度No.1の評価でした。
なぜならWebマーケティング業界において採用トレンドに精通したコンサルタントが、自分の目指す企業の内定獲得のために豊富な情報提供や面接対策・年収交渉など多岐に渡ってサポートしてくれるからです。
パソナキャリアでは2度の転職を経て年収を440万円以上アップした方もいるので、中長期的に年収アップを見込んでいる方は登録することをおすすめします。
Webマーケティング業界に強い特化型転職エージェント
Webマーケティング業界に強い特化型転職エージェントは、以下の5つになります。
- マスメディアン
- レバテックキャリア
- マイナビクリエイター
- Geekly
- プロの転職
「特化型転職エージェント」とは、特定の業界や業種に求人だけを扱う転職エージェントのことです。
Webマーケティング業界の特化型転職エージェントのメリットとして、Webマーケティング業界に精通したキャリアアドバイザーからのサポートが受けられるといったことが挙げられます。
基本的には、Webマーケティングの経験者がキャリアアップをする場合におすすめの転職エージェントになります。
マスメディアン
参照:マスメディアン
「マスメディアン」ではマーケティング・広告・クリエイター職に特化しており、キャリアアップをしたい方向けの転職エージェントになります。
マスメディアンは「宣伝会議」「ブレーン」などマーケティング・クリエイティブ関連の専門誌を発行する宣伝会議のグループ会社です。
宣伝会議の人脈や情報ネットワークを駆使することによって、マスメディアンだけの非公開求人も紹介してもらえます。
そしてマスメディアンはマーケティング・クリエイティブ職種に対して専門的なノウハウを持っているので、転職者のキャリアに合わせた求人の紹介やアドバイスも行います。
転職実績は既に6万件を超えており、転職希望者は完全無料で利用できるため、気軽に登録することも可能です。
2022年10月30日時点の「広報・宣伝・マーケティング」の求人数は以下になります。
- 公開求人数1,207件
- 非公開求人数110件
- 第二新卒歓迎146件
- 学歴不問454件
未経験で応募できる求人は少ないですが、キャリアアップを目指す方にはおすすめの転職エージェントになります。
レバテックキャリア
参照:レバテックキャリア
レバテックキャリアはレバテック株式会社が運営する、IT系職種に特化した転職エージェントになります。
基本的にはWebマーケティングの経験者で、これからキャリアアップを目指したい方におすすめです。
レバテックキャリアは公開求人数が約1.8万件、「Webマーケティング」に関する求人が約650件(2022年10月30日時点)と、他の転職エージェントと比べると求人数は少ないですが、エージェントの質の高さがレバテックキャリアの強みです。
現在までの転職実績として、以下のようなものがあります。
- 転職者の年収アップ率は80%( 2020年6月~2021年8月の実績)
- 希望する企業への転職成功率は96%( 2020年6月~2021年8月の実績)
参照:レバテックキャリア
また年間3,000回の企業訪問を行うことから、Webマーケティング業界に関する最新の情報を持ち、レバテックキャリア独自の情報や求人まで保有しています。
レバテックキャリアは、Webマーケティングに関して未経験の場合は求人を紹介して貰えない可能性があるため、未経験者はスクール等を活用して知識やスキルを身につけることをおすすめします。
マイナビクリエイター
参照:マイナビクリエイター
マイナビクリエイターはIT・Web系に特化した転職エージェントです。
マイナビクリエイターは比較的Web業界経験者におすすめですが、「Web業界未経験OK」の求人も多く取り扱っています。
そのためWeb業界経験者はキャリアアップ、未経験者の方でも広告代理店等のWebマーケティング職を目指すことも可能です。
またマイナビクリエイターではWeb業界の出身者が、Webマーケティング職の転職の際に必要なポートフォリオの作成をサポートするサービスがあります。
転職者と同じ目線に立って、企業に自分の強みを正確に伝えられるポートフォリオの作成をし、ブラッシュアップまで行ってくれます。
マイナビクリエイターではとにかく転職者一人一人へのサポートが手厚いのが特徴です。
一社ずつ慎重に転職活動を行いたい人には、おすすめの転職エージェントです。
Geekly
参照:Geekly
Geeklyは、IT・Web業界に特化した転職エージェントです。
既にIT転職の支援実績が1万件を超えており、リクルートが主催する「転職エージェントランキング」において、2021年度に総合満足度部門で第1位を獲得した実績もあります。
- 求人の質やマッチングの精度が高い
- 転職者の平均年収アップ率は77%
- 無料のレジュメ代行作成サービス
といったことなどから、ユーザー満足度は81%と高いことがGeeklyの強みです。
参照:Geekly
またヒアリング等に関してもWeb業界に精通した専門コンサルタントが行うため、安心して相談することができます。
募集中求人数も22,500件以上と多くあるため、Webマーケティング職への転職をしようと考えている方は、無料で利用できるため気軽に登録だけでもしておくことをおすすめします。
プロの転職
参照:プロの転職
プロの転職はIT・Web業界や広告業界に特化した転職エージェントで、特にデジタルマーケティングや広告業界の領域において強みを発揮します。
Web業界に特化した転職支援を10年以上してきた実績を持つからこその提案力が強みとしてあり、非常にマッチングの精度も高いです。
なぜなら一般的な転職エージェントでは、求職担当者と企業担当者が別になっていますが、プロの転職の場合は、面談をしたコンサルタント自身が求職者を企業へ推薦するからです。
そしてコンサルタントは、Webマーケティング業界についての情報を豊富に持っているため、業界の構造や仕事内容、実際の勤務体系などWeb上には出回らない情報まで保有しています。
Webマーケティング業界に精通したコンサルタントが、転職希望者の希望条件に沿った求人の提案や書類添削・面接対策等まで全てサポートしてくれるため、安心して転職活動を進めることができるでしょう。
Webマーケティング未経験者向けの転職エージェント
Webマーケティング未経験者向けの転職エージェントは以下の3つになります。
- リクルートエージェント
- ワークポート
- ウズキャリ
順番に紹介していきます。
リクルートエージェント
参照:リクルートエージェント
転職業界において最大級の求人数を誇っているのが、リクルートエージェントです。
幅広い業種・職種の求人を取り扱っており、
- 公開求人数は約28.5万件
- 非公開求人数は約28万件
- Web・デジタルマーケティングに関する求人は約4,000件
(そのうち未経験者歓迎の求人は約900件)
もの求人がありました。(2022年10月30日時点)
リクルートエージェントは大手の総合型転職エージェントにあたるため、さまざまな業界のWebマーケティング職の求人を取り扱っており、未経験の方でも応募できる求人が多い傾向にあります。
またリクルートエージェントでは手厚いサポートも特徴の一つです。
例えば、
- Webマーケティング業界に精通したキャリアアドバイザーが、転職者の希望する求人を厳選してくれる
- 履歴書や職務経歴書の作成・添削サポート
- 希望する企業への推薦
などです。
大手ならではの求人数とサポートがあるため、未経験からWebマーケティング業界を目指す方は登録してみることをおすすめします。
ワークポート
参照:ワークポート
ワークポートはIT・Web業界だけでなく、他の業界への転職支援も得意とする転職エージェントです。
また業界・職種未経験者の転職サポートが充実しており、未経験や第二新卒向けの求人が多いこともワークポートの特徴です。
ワークポートは「Webマーケティング」職の求人だけでも3,000件以上と多いだけでなく、リクナビNEXT主催「GOOD AGENT RANKING〜2022年度上半期〜」にて、転職決定人数部門第1位を受賞した実績もあります。
参照:ワークポート
さらにワークポートではプロのキャリアアドバイザーによるカウンセリング力で、転職希望者自身が気づいていない価値や可能性を探り、一歩先の提案をしてくれます。
そのうえで非公開求人を含めた厳選求人を紹介してくれます。
Webマーケティング業界の未経験者には、おすすめの転職エージェントです。
ウズキャリ
参照:ウズキャリ
ウズキャリは、20代の転職を徹底サポートしている転職エージェントです。
ウズキャリの特徴としては、以下の3つがあります。
- 転職支援サービスサポート満足度No.1(2022年現在)
- 厳しい基準でブラック企業を徹底排除
- ポテンシャルを重視した20代の若手向け求人が多数
ウズキャリでは20代の就活を成功させるために、一人ひとりに寄り添ったサポートをしてくれます。
また入社後の定着率も96.8%と高いことから、ウズキャリのマッチング力が高いといえます。
参照:ウズキャリ
そしてウズキャリでは労働環境や教育体制などに基準を設けており、その基準に満たない企業とは契約を結びません。
そのため入社後に「求人情報と全然違うな…」といったミスマッチも少ないです。
ウズキャリはポテンシャルを重視し、20代の若手を積極採用している企業の求人を多数取り扱っていることからも、未経験者向けの転職エージェントといえます。
Webマーケティングにおいて未経験で、20代の方には特におすすめの転職エージェントです。
Webマーケティングの転職エージェントを利用する際の注意点
Webマーケティング職へ転職するために、転職エージェントを利用する際の注意点として、
- 転職エージェントは複数活用する
- カウンセリング前に希望条件を洗い出す
- 担当者が合わなかったら変更してもらう
といったことなどがあります。
一つずつ詳しく紹介していきます。
転職エージェントは複数活用する
はじめに、転職エージェントを利用する際には最低2社以上、利用すべきです。
なぜなら転職エージェントによって保有している求人や、転職エージェントの強みが異なるからです。
例えば大手のリクルートエージェントやdodaなどは、保有している求人数がかなり多いです。
そのため幅広い業界や年齢・職種などの求人を取り扱っているため、より多くの求人を紹介してもらうことができます。
中小の転職エージェントの場合、求職担当者と企業担当者が一緒になっているケースが多いため、大手と比べるとより自分にマッチした企業を見つけやすくなります。
また複数活用する他のメリットとしても、
- 転職エージェント毎の独占求人も紹介してもらえる可能性がある
- 複数の転職エージェントからのアドバイスを受けることによって、質の悪い担当者を見分けることができる
といったことも挙げられます。
以上のことから複数の転職エージェントを活用することによって、転職先の選択肢が広がるだけでなく、より自分に適したWebマーケティング職の求人を見つけることができるでしょう。
カウンセリング前に希望条件を洗い出す
次に、カウンセリング前に自分の希望条件を一度、洗い出しておくことが挙げられます。
転職における失敗パターンは、入社後に「自分にはこの企業は全然合ってないな」といったことが挙げられます。
そうならないためにも転職する目的を明確にし、本当に自分は転職で何を望んでいるのかを把握しておきましょう。
例えば、
- 休みは年間120日以上は欲しい
- 基本的にはリモートワークがいい
- 交通費支給や家賃補助などが手厚い
など自分が希望する条件を事前に明確にする必要があります。
希望条件を事前に自分自身で正確に把握しておけば、転職エージェントの方にも希望条件について説明することができます。
転職で失敗しないためにも、一度自分が希望する条件について洗い出してみましょう。
担当者が合わなかったら変更してもらう
最後に、担当者が合わなかったら変更してもらうことです。
転職エージェントと言っても相手は人間なので、どうしても相性がよくないエージェントや質の悪いエージェントが担当する可能性もあります。
例えば相性や質の悪いエージェントが担当だと、
- 希望に合わない求人ばかり紹介してくる
- 書類・面接対策が不十分
- 連絡が遅い
など転職するにあたって、ストレスを感じることが多くなってしまいます。
エージェントを変更してもらうのは気が引ける方もいるかもしれませんが、転職は今後の人生に大きな影響を与えるため、転職で失敗しないためにもエージェントが合わないと感じた場合は変更してもらうようにしましょう。
Webマーケティング未経験でも転職できるの?
Webマーケティング業界はまだまだ需要があるため、求人の数はこれからも多い状態が続くでしょう。
しかし、未経験からのWebマーケティング業界への転職は厳しいのが現実です。
なぜならWeb媒体を用いた集客施策や、Web媒体などから得られるデータを分析するのは専門性の高いスキルが必要になるからです。
そのため企業側としては新たに人材を確保する際に、未経験者を採用して教育コストと時間をかけて一から育てるよりも、経験者を採用した方が結果的に教育コストと時間の削減になります。
たとえマーケティングやデータ分析に関する資格を保有していても実務で役立つかは別の話のため、Webマーケティングをするうえで必要な知識やスキルを身に着けなければなりません。
また、実績を作ってアピールしようと思って、ブログやSNSに取り組んでも実績をつくるまではかなりの時間がかかってしまうでしょう。
これらの理由から現実的に、未経験からWebマーケティング業界への転職は厳しいと言えます。
だからといって諦めてしまう必要はありません。
例えばWebマーケティングのスクールを活用すれば、独学で学習するよりも効率的にWebマーケティングに関する知識やスキルを身につけることが可能です。
未経験からWebマーケティング業界へ転職するにしても、独学するなりスクールを活用するなりして、転職の際にアピールできるように準備しておく必要があります。
Webマーケターの年収ってどのくらい?
Webマーケターの平均年収は、日本人の平均年収と比べて高いです。
マーケティングの仕事の平均年収は約504万円です。(2022年10月30日時点)
参照:求人ボックス 給料ナビ
また日本人の平均年収は約443万円です。(令和3年分の調査)
参照:国税庁 民間給与実態統計調査
Webマーケターは実力次第で更に高収入を目指すことも可能です。
未経験の方の場合だといきなり高収入を得るのは難しいかもしれませんが、実務経験をつんでWebマーケターとしての実力を伸ばしていくことができれば、より高い給与を狙うことは十分に可能です。
またフリーランスとして独立をしても、より高収入を狙うこともできます。
ある程度の実務経験を積むことができたら、フリーランスへの転身もおすすめです。
Webマーケターに求められるスキル
Webマーケターに求められるスキルとしては、以下の4つが挙げられます。
- Webマーケティングの知識
- 情報収集力
- データ分析力
- 論理的思考力
順番に解説していきます。
Webマーケティングの知識
Webマーケターとして活躍するためには、当然のことながらマーケティングに関する知識は必須になります。
なぜならSEOやSNS、動画広告などそれぞれのWebサイトに合ったマーケティングの手法を選択する必要があるからです。
商品を売ることを前提としてWebサイトを制作した場合などは、正しいマーケティング手法を選択しなければユーザーは興味を持たずにWebサイトのページを離れることもあります。
SEOやSNSなどそれぞれの目的に合ったマーケティング手法を使い分け、運用していくためにWebマーケティングの知識も身につけておきましょう。
情報収集力
Webマーケティング業界を目指すなら、情報収集スキルは身につけておきましょう。
なぜならWeb業界はトレンドの移り変わりが早く、それに伴い知識やスキルなども常に新しくなることから、自ら情報を収集するスキルがないとWebマーケティング業界で遅れを取ってしまいます。
そうなってしまえばクライアントの満足する仕事をするのは難しく、新規の仕事があった際にも継続して仕事を受注することは出来ません。
情報収集スキルを身につけるためには、Webマーケティングのセミナーや研修に参加するなど、自分から積極的に行動する必要があります。
情報収集スキルがあれば顧客やトレンドの情報など、Webマーケティングにおいて重要なデータを得ることができるため、情報収集スキルは必要不可欠です。
データ分析力
Webマーケティングでは、運営しているWebサイトやSNSなどから得られるデータを分析するスキルが必要になります。
なぜならアクセス解析ツールを用いてアクセス数や成約率を分析することで、より売上アップに繋がる戦略を立てることが可能だからです。
例えばGoogleが提供している「Googleアナリティクス」を使えばアクセス数だけでなく、どんな経路からユーザーがWebサイトを訪れたか把握でき、数値やデータをより効率的に収集することが可能です。
商品やサービスがどんなユーザーに人気があるか分析することによって、Webマーケティングの手法も変わってきます。
より良いマーケティング戦略を考えるためにも、データ分析力を身につけることは重要です。
論理的思考力
Webマーケティング業界を目指すなら、論理的思考力は身につけておきたいスキルの1つです。
なぜなら論理的思考力が低いと人は物事を直感的・感覚的に判断し、論理的に考えることができずに仕事において矛盾などが生じてしまう可能性があるからです。
論理的思考力が身についていることによって、物事に対して論理が矛盾・破綻していないかをロジカルに結論を導き出すことができます。
例えばWebサイト運営をしていく際に、
- どのようなコンテンツを掲載していくか
- どのくらいの頻度で投稿するのか
- なぜSNSではなく、Web運営をするのか
など全てのことについて理由がなければ、論理に矛盾や破綻が生じているかも知れません。
実際の仕事では様々なデータを元に、新規契約の獲得や売上アップのために論理的思考力が必要不可欠になります。
論理的思考力を身につけるために日頃から本を読んだり、自分のアイデアなどが論理破綻していないか考えるようにしましょう。
【注意】Webマーケティング業界への転職は実績が必要不可欠
Webマーケティング業界への転職は実績が必要不可欠のため、副業をしてみたりするなど実績作りに取り組んでみましょう。
副業をしてから転職する流れとしては以下になります。
- ブログ・SNS運用で実績を作る
- クラウドソーシング・Twittterなどを使って実際に仕事を獲得する
- Webマーケティングの実績を積んだら転職活動をする
まずは自身のブログ、TwitterやInstagramなどのSNSを運用してみましょう。
大事なのは実際にWebマーケティングに取り組んでみることです。
ブログやSNS運用は初期費用が少なく、運用方法はYouTubeや書籍から効率的に学ぶことが可能です。
実際にWebマーケティングを行った経験があれば、企業からしても良い印象になります。
しかし副業から始めてWebマーケターとして転職するのはかなりの根気と時間が必要になるので、より効率的にWebマーケティング職に転職をしたいと考えているのなら、Webマーケティングスクールの活用をおすすめします。
未経験者はスクールで実績を積もう!
Webマーケティング業界の転職活動においては、最適なエージェントを選ぶことによって内定までの距離はグッと近づくので、転職エージェント選びは非常に重要です。
そこでWebマーケターに転職する際に転職エージェントを利用するのも良い方法の一つですが、Webマーケティングスクールを活用してみるのもオススメです。
なぜならWebマーケティングスクールでは、Webマーケティングの実務で必要な知識やスキルを体系立てて学ぶことができ、知識やスキルを身につけることができれば他の未経験候補者よりもアピールすることができます。
そしてWebマーケティングに必要な知識だけでなく現場で使えるスキルやノウハウを学べることから、入社後も比較的スムーズに実務を始めやすくなります。
また独学の場合だと分からない箇所があれば学習は一度ストップしてしまいますが、スクールでは質問や相談のできる環境が整っているため、モチベーションの低下を防ぐことができ、挫折しづらいでしょう。
Webマーケティングスクールを利用することで転職成功率をより高めることができるので、Webマーケティング未経験の方にはオススメです。
Webマーケティングスクールの紹介や選び方に関しては以下の記事で紹介していますので、もしよろしければご覧ください。
関連記事:Webマーケティングスクールおすすめ12選をご紹介!【未経験者OK】
まとめ
本記事ではおすすめの転職エージェントをはじめ、転職エージェントを利用する際の注意事項や、Webマーケターに転職する際に身に着けておいた方がいい知識やスキルについて紹介してきました。
マーケティングの領域は幅広いため、転職におけるミスマッチの確率が高くなりやすい傾向にあります。
転職で少しでも失敗しないようにするためには、スクールで実績を積みつつ、転職エージェントを活用することをおすすめします。
Webマーケティング業界への転職は業界未経験者でも可能なので、積極的に転職エージェントを活用していきましょう。