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Webマーケティングに向いている人とは?未経験から転職する方法もご紹介

この記事の監修者
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橋本 琢王
CIRANUI株式会社代表取締役 2015年にエンジニアとしてのキャリアをスタートし、制作会社のWEBディレクター、ヘルスケアスタートアップのWEBエンジニア、事業会社のプロジェクトマネージャー・プロダクトマネージャーなど様々なプロジェクトに参画。 プロジェクトマネージャー、WEBディレクター、WEBエンジニアとしてのキャリアを築く。 プロジェクトに参画しながら、2016年にフリーランスチーム「FIREWORKS」を立ち上げ、フリーランスで活躍するエンジニアやデザイナーと共に、WEBブランディング、WEB開発を行う。 2021年に個人事業主から法人化をしてCIRANUI株式会社代表取締役に就任。

Webマーケティング業界に興味はあるけど「Webマーケターには向いていないかもしれない」「Webマーケターとして適性があるのか気になる」と悩んでいませんか?

未経験から転職する場合だとWebマーケティング業界の実情や仕事内容が分からず、Webマーケターとして働いていけるか不安になるのも仕方ありません。

本記事ではWebマーケターに向いている人の特徴8つと、向いていない人の特徴7つをご紹介します。

後ほど詳しく解説しますが、向いている人の特徴に当てはまらなくてもWebマーケターとして活躍することは十分可能です。

ですので、一つの指標として本記事を参考にしてみてください。

Webマーケターに向いている人の特徴8選

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Webマーケターに向いている人は一体どんな特徴を持っているのでしょうか?ここでは下記の8つの特徴について解説します。

  • 論理的思考力をもっている
  • 地道な作業が得意
  • 人の行動や心理に興味がある
  • 好奇心旺盛
  • 主体的に行動できる
  • 数字に強い
  • 結果を数字で残したい
  • 裁量権の大きい仕事がしたい

論理的思考力をもっている

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Webマーケティングではユーザーの行動データを分析し、現状の課題や課題の解決策を考えていきます。

この時に必要なのが、筋道を立てて考える力である論理的思考力です。

たとえば「ECサイトからの売り上げが伸びない」といった課題があった場合、「そもそもECサイトの売り上げが伸びない理由は?」「購入ページの離脱率が著しく高い理由は?」というように、物事を順序立てて矛盾が生じないように考える必要があります。

一方、論理的思考力がなく「ただなんとなく」でマーケティング施策を進めてしまうと、期待した効果が得られない可能性が高くなります。

ですので、効果的なマーケティング施策を打つためにも論理的思考力は必要不可欠なのです。

地道な作業が得意

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Webマーケティング施策は、検証と改善の繰り返し作業です。

たとえば、リスティング広告のクリック率を上げるために「広告内の文章を一部だけ変更する」「広告バナーの写真を変更する」といった地道で細かい作業を成果が出るまで、ひたすら行います。

地味で泥臭い作業でも最後までやり遂げられるなら、Webマーケターに向いているでしょう。

人の行動や心理に興味がある

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人の行動心理を考え抜く力はWebマーケターにとって必要不可欠です。

なぜなら、「ユーザーが求めているサービスは何か?」「ECサイトの〇〇ページの離脱率が高い理由は?」「SNSで拡散したくなるようなコンテンツは何だろう?」といったユーザーの心理を予測し、最適なマーケティング施策を打つ必要があるからです。

心理学を学んでいる、もしくは興味があるならWebマーケターとして力を発揮できるでしょう。

好奇心旺盛

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Webマーケティング業界はトレンドの移り変わりが激しく、数ヶ月前に出てきたサービスや技術が古いと言われることも多々あります。

つまり、新しいトレンドや技術に興味を持って積極的に情報収集し、時代に合ったマーケティング施策の立案が求められます。

ですので、「自分の知らない技術やサービスを知るのが楽しい」「新しいマーケティング手法や考え方をどんどん試してみたい」といった好奇心に溢れているあなたなら、Webマーケターの仕事にやりがいを感じることができるでしょう。

主体的に行動できる

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自ら考えて行動出来る人はクライアントからの信頼も得やすく、Webマーケターとしてスキルアップが図れます。

もし、あなたがクライアントの場合「指示した内容しかやらないWebマーケター」と「積極的に改善提案するWebマーケター」のどちらに仕事を任せたいですか?

おそらく大半の人は後者を選ぶかと思います。

クライアントはWebマーケターに、企業の売り上げを伸ばしてほしいのでマーケティング施策を依頼しています。

クライアントに貢献する施策の提案が出来れば高評価を得られるだけでなく、Webマーケターとしてのスキルも磨かれていくでしょう。

数字に強い

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Webマーケティングは検証と改善の繰り返しとお伝えしましたが、検証にはデータ分析が含まれています。

Webマーケターは常に数字と関わる職種です。

具体的にはWebサイトのアクセス解析や、Web広告の効果測定を行います。

ですので、極端に数字に対する苦手意識がなければ、Webマーケターに挑戦してみる価値は十分あります。

結果を数字で残したい

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Webマーケティング業務は成果が明確に数値として表れます。

マーケティング施策の成果例として「Webサイトのアクセス数」「リスティング広告のクリック数」「SNSのフォロワー数」が挙げられます。

Webマーケターは成果(数値)が全てと言っても過言ではありません。

ですので、「目に見える形で結果を出して評価されたい」「自分が考案した施策でどれだけ売上が伸びたか客観的なデータで把握したい」と考えるあなたならWebマーケターの仕事を通して充実感が得られるでしょう。

裁量権の大きい仕事がしたい

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裁量権の大きい仕事に挑戦したいあなたにとって、Webマーケティング業界はおすすめです。

なぜなら、Webマーケティング業界の企業はスタートアップやベンチャー企業が多く、少数精鋭で業務を回しているので1人あたりの裁量権が大きい傾向にあるからです。

案件によりますが、広告運用で何千万以上のお金が動くことも珍しくありません。

また、あなたの打った施策が何十億円の売上に繋がる場合もあります。

その分プレッシャーはあるものの「企業の売上に直結する仕事がしたい」「Webマーケターとしてどんどんスキルアップしたい」と意欲のあるあなたこそ、Webマーケティング業界に挑戦してみてください。

Webマーケターに向いていない人の特徴7選

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Webマーケターに向いている人の特徴をお伝えしましたが、反対に向いていない人の特徴はどういったものなのでしょうか?ここでは下記の7つの特徴について解説します。

  • ルーティンワークが好き
  • デスクワークが苦手
  • 成長意欲がない
  • 失敗を活かせない
  • 新しいトレンドに興味がない
  • すぐに結果を求める
  • 安定志向

ルーティンワークが好き

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Webマーケティングは試行錯誤を繰り返しながら、検証と改善を行っていく仕事です。

市場動向やクライアントが属する業界によって手法を使い分ける必要があるため、変化に柔軟な姿勢が求められます。

ですので「ルーティンワークが好き」「変わらない環境の中で仕事がしたい」と考えるあなたには、マーケティング業務はきつく感じてしまうでしょう。

デスクワークが苦手

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Webマーケターの仕事は地道な作業が大半を占めています。

たとえば「データ分析ツールを用いてアクセス解析をする」「SNSに投稿する文章を考える」「クライアントに提出するリスティング広告のレポートを作る」といった地味で泥臭い作業が多いのです。

1日中パソコンと向き合う日があるのも珍しくありません。

「長時間パソコンの前に座るのは耐えられない」「外回りの仕事が好き」だと、Webマーケターとして働くのは難しくなります。

成長意欲がない

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Webマーケターに必要なスキルや知見は時代によって変化しています。

一度身についたスキルが現場で通用し続けるとは限りません。

クライアントの要望に応えられるWebマーケターになるためにも、自ら学び続ける姿勢が必要不可欠です。

ですので「現状維持出来ていればいい」「誰かの指示がないと動けない」と考えるあなたは、Webマーケターとして成果を残すのは厳しいでしょう。

失敗を活かせない

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当たり前ですが、マーケティング施策は失敗することも多々あります。

最初から全てうまくいくとは限りません。

失敗したら「うまくいかなかった理由は?」「成功させるためにどうすればいいか?」と、原因を見つけ出し改善案を考えることが大切です。

失敗したときに何も考えず、うやむやにしてしまうとWebマーケターとしての成長が止まってしまいます。

新しいトレンドに興味がない

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Webマーケティング業界のトレンドは目まぐるしく変化します。

少し前まで主流だった技術やマーケティング手法が「もう使われない」といったこともよくある話です。

新しいトレンドに興味を示さず昔の技術や知識に固執してしまうと、時代にあった最適なマーケティング施策が打てません。

結果としてクライアントのビジネス成長に貢献できず、信頼損失に繋がってしまうのです。

すぐに結果を求める

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Webマーケティング施策はすぐに結果が出るとは限りません。

検証と改善を繰り返したり、新しい技術を学んで、より効果の出る施策を考える場合も多数あります。

「すぐに結果が出ないとやる気が出ない」「悪い結果が出ると諦めてしまう」場合だと、Webマーケターとして働き続けるのは難しいでしょう。

安定志向

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Webマーケティング企業は、ベンチャーやスタートアップ企業が大半です。

メディカル・データ・ビジョンの岩崎博之社長の発言から、ベンチャー企業が生き残るのは難しいことが分かります。

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ベンチャー企業の生存率を示すデータがあります。創業から5年後は15.0%、10年後は6.3%。20年後はなんと0.3%です。非常に厳しい。

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引用:「創業20年後の生存率0.3%」を乗り越えるには

もしあなたが、「定年まで安定した企業で働きたい」と考えているならWebマーケティング業界は難しいかもしれません。

Webマーケターの向き・不向きはやってみないと分からない

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Webマーケターに向いている人と向いていない人の特徴をお伝えして来ましたが、向き不向きを気にする必要はありません。

なぜなら、実際に経験してみないとWebマーケティングがあなたに向いているのかいないのか判断できないからです。

さらに、本記事で紹介した向いていない人の特徴は、あなたの意識次第で改善できます。

たとえば、向いていない人の特徴である「失敗を活かせない」にあなたが当てはまったとします。

もし、何かに失敗したら「なぜ失敗したのか?」「失敗しないために次はどう行動すれば良いか?」といった失敗した理由と原因、解決策を考えるように心がけてみてください。

意識的に考えるようにすれば自ずと「失敗した理由を考え、解決策を生み出す」ことが自然に出来るようになるでしょう。

ですので、「向いていない人の特徴に当てはまったからWebマーケターを諦める」と決断してしまうのは非常にもったいないことです。

また、マーケティングの知識は幅広い業界で役に立つ知識なので、身につけて損することはありません。

少しでもWebマーケティング業界に興味があるのなら、積極的に挑戦してみましょう。

Webマーケティングは「やめとけ・しんどい」と言われる理由は?

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Webマーケティング業界を調べてみたら「Webマーケティング業界はやめとけ・しんどい」といった意見を目にしたことがあるかもしれません。

ネガティブな声が上がる事情はさまざまですが、代表的な理由をいくつか紹介します。

  • 残業が多い
  • 常に結果が求められるのでプレッシャーが思い
  • 地味で泥臭い作業が多い
  • 求められるスキルレベルと専門性が高い
  • トレンドの移り変わりが激しくついていくのが大変
  • 会社員は給与が上がりにくい

確かにWebマーケティングは、企業の売上に直結する重要な役割を担っているので、プレッシャーのかかる仕事です。

さらに、新しい技術やスキルを習得するために勉強し続けないといけないので、プライベートの時間が削られることもあります。

しかし、実績を残せればWebマーケターとしての市場価値が上がり、フリーランスとして独立したり、収入を増やせたりといったメリットが多いのもWebマーケティング業界の特徴です。

給料や仕事内容の観点から「やめとけ・しんどい」といった声が見受けられますが、職場や働き方によって懸念点は回避できます。

ですので、「やめとけ・しんどい」といった意見をすべて鵜呑みにせず、Webマーケターになりたいと考えているなら飛び込んでみる価値は十分にあると言えます。

完全未経験からWebマーケティング業界は厳しい

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完全未経験でもWebマーケティング業界に転職できますが、経験者と比較して相当厳しい道のりになります。

なぜなら、WebマーケターはSEOやWeb広告、SNS運用といった専門性の高いスキルが求められるからです。

専門性の高いスキルは書籍や動画の勉強だけでは、なかなか身につきません。

ですので、即戦力を求める企業の採用条件は「実務経験●年」となっている場合が多いため、未経験からの転職は難しくなります。

しかし、未経験だからといってWebマーケターを諦める必要がありません。

後ほど未経験からWebマーケターになる方法を詳しく解説するので、参考にしてみてください。

【未経験者向け】Webマーケターになる方法3選

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未経験からWebマーケターを目指しているあなたに向けて、おすすめの方法を3つ紹介します。

Webマーケティングスクールに通う

「プロから現場で使えるマーケティングスキルを直々に教わりたい」「学習から転職までトータルで支援してほしい」とお考えなら、Webマーケティングスクールがおすすめです。

スクールはWebマーケティングに関する基礎知識はもちろん、実践スキルや応用力が身につきます。

また、プロ講師に直接質問できる環境が用意されているので「独学だと挫折しそう」と不安になるあなたでも安心して学習に取り組めます。

スクールによっては求人紹介や企業に提出する書類の添削、面接対策を実施しているので、効率よく転職活動が進められるでしょう。

ぜひ、あなたの希望や予算にあったスクールを探してみてください。

副業で経験を積む

本業としてではなく副業としてWebマーケターの経験を積んでいくのも1つの手段です。

副業としてWebマーケティング業務を行うと「Webマーケターの仕事に適性があるか判断できる」「副業で失敗しても本業での収入があるので精神的にも安定する」といったメリットがあります。

未経験者におすすめの副業はブログ運営です。ブログを通して広告収入が得られれば、転職や案件探しの際に実績としてアピール可能です。

また、クラウドソーシングサイトで有名なランサーズやクラウドワークスを活用し、未経験者や初心者向けの簡単な業務をこなしてみてください。

最初は思ったように案件が取れず、なかなか稼げないかもしれません。

しかし、実績を重ねていくと少しずつ難しい案件に挑戦できるようになります。

転職エージェントを活用する

Webマーケティングを学習し、副業やブログ運営などである程度の実績を積んだら、転職エージェントの活用を検討してみましょう。

転職エージェントはあなたに合った求人の紹介や、キャリアプランの相談に乗ってくれるので、転職活動に不安を感じているならぜひ活用してみてください。

転職エージェントによって、取り扱っている求人の種類やサービス内容は大きく異なります。

より自分の希望に近い求人を紹介してもらうためにも、複数の転職エージェントに登録することをおすすめします。

まとめ

Webマーケティングに向いている人_15

Webマーケターに向いている人、向いていない人の特徴について紹介しました。

Webマーケティング業界は技術やサービスの移り変わりが激しいので、変化する環境を楽しみながら、主体的に行動できる人はWebマーケターに向いているでしょう。

「自分には向いていない」と思っても、Webマーケターを諦める必要はありません。

なぜなら、実際に実務経験を重ねてみないと、Webマーケターがあなたに向いているのかいないのか判断できないからです。

向き不向きに関係なく、努力と苦手分野を克服する意識があれば活躍できる可能性は十分にあります。

今後ますます需要が伸びていき、将来性が高いWebマーケティング業界。

少しでも興味があるなら、Webマーケターへの一歩を踏み出してみてください。

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