副業としてWebマーケティングの仕事をしてみたいけど「Webマーケティングの副業でどのくらい稼げるの?」「未経験からWebマーケティングの副業はハードルが高い」「どうやって副業案件を探せばいいの?」といった悩みを抱えていませんか?
特に副業もWebマーケティングの仕事も初めてだと、分からないことばかりで不安になってしまうのも仕方ありません。
本記事では副業を始めたいけど一歩踏み出す勇気がないあなたに向けて、4つの内容について詳しく解説します。
- Webマーケティング副業でどのくらい稼げるのか
- Webマーケティング副業の案件例
- Webマーケティング副業の始め方と注意点
- Webマーケティング副業の探し方
最後まで読めば、Webマーケティング副業を始める方法と着実に収入を増やす方法が分かります。未経験者必見なので、ぜひ最後までご覧ください。
Webマーケティング副業はどれくらい稼げるの?
デジタルメディア事業を手がける株式会社メディアリサーチが公開したデータによると、1ヶ月におけるWebマーケティング関連の副業収入は「5万円未満(64.5%)」が6割を占め、次いで「5万〜10万円(26.1%)」だと分かりました。
参考:Webマーケティング関連の副業月収は「月5万円未満」が64.5%で最多【Webマーケティング関連の副業実態調査 2022年版 メディアリーチ調査】
また、フリーランス・副業向け案件を掲載しているWorkshipを見てみると、時給3,000円以上の案件が複数掲載されています。
参考:Workship
しかし、時給の高い案件は実務経験やツールの使用経験が求められます。
言い換えると未経験でもコツコツと経験を積み重ねてスキルを磨いていけば、高単価案件を獲得できる可能性は大いにあるのです。
まず未経験者は副業収入のボリュームゾーンである1〜10万を目標にし、無理のない範囲で副業を始めてみてください。
Webマーケティング副業の案件例
Webマーケティングと一口で言っても業務内容は広範囲に渡ります。
ここでは下記に示した代表的なジャンルの案件例について、初心者向け案件を多数取り扱うクラウドワークスの求人票とともに紹介します。
- SEO施策(コンテンツマーケティング)
- 広告運用
- SNS運用
SEO対策(コンテンツマーケティング)
SEO対策とは検索エンジン(Google・Yahoo!など)で自社サイトを検索結果上位に表示させて、より多くのユーザーに見てもらうためのマーケティング手法です。
案件例としてWebライター、SEOディレクター、SEOコンサルタント、エディター(編集者)を紹介します。
Webライターは、ネット上に公開されるブログやプレスリリースなどの文章を執筆します。
参考:クラウドワークス
SEOディレクターは案件企画(記事に使われるキーワード選定・指示書作成)やWebライターのマネジメント、納品記事のチェックといったディレクション全般の業務を行います。
参考:クラウドワークス
SEOコンサルタントは設定したKPIを達成するための改善提案やデータ分析といった、SEOによってクライアントの売上や集客で成果を上げる仕事です。
KPI(重要業績評価指標)は目標達成の過程において、定量的に達成度を図る指標を指します。
参考:クラウドワークス
エディター(編集者)は記事の誤字脱字チェックや信憑性のある内容か事実確認をとったりと、主に記事の校正や推敲をする仕事です。
参考:クラウドワークス
SEO分野に興味がある未経験者は、未経験・初心者向けの案件が多いWebライターの仕事から挑戦してみてください。
広告運用
広告運用とはWebサイトやSNS(Twitter・Instagramなど)といったメディアに自社広告を掲載し、認知拡大や集客増加を目的としたマーケティング施策です。
いくつか広告運用に関する求人票を見てみましょう。
参考:クラウドワークス
参考:クラウドワークス
広告運用だけでなく、Googleアナリティクスによるデータ解析やABテスト、広告に掲載するバナーや文言の改善提案を求められる場合もあります。
ABテストとはAパターンとBパターンの2つの比較対象を用意し、どちらの方がクリック率が高いか?ユーザーの反応が良いか?を測定するマーケティング手法です。
広告運用は求められるスキルが多いため、どうしても経験者向けの案件が多くなります。
しかし、クラウドワークスを見てみると時給1,000円〜2,000円の未経験者向けの案件もあるので、まずは「広告運用に慣れる」ことから始めてみてはいかがでしょうか。
参考:クラウドワークス
SNS運用
SNS運用とはInstagramやFaceBookを活用し、自社サービスの認知拡大や販売促進を行うためのマーケティング施策の1つです。いくつかSNS運用に関する求人票を見てみましょう。
参考:クラウドワークス
参考:クラウドワークス
SNS投稿やDM対応、「いいね」やコメントを介したユーザーとのコミュニケーションといったSNS運用業務全般を行います。
単価が上がるとキャンペーン企画の立案やインフルエンサーとの交渉、競合他社調査やデータ分析結果をもとにした改善提案など、SNS運用を効果的に行うための業務を任されるようになります。
未経験者はまずSNS運用のみ依頼している案件を探し、出来ることを少しずつ増やしていきましょう。
参考:クラウドワークス
未経験でも副業に挑戦できるが事前準備は必須
未経験でも副業に挑戦できますが、案件獲得に苦戦する可能性が高くなります。
なぜなら、Webマーケティングの仕事は企業の売上、すなわち企業の将来を左右する重要な役割を担っているからです。
つまり、企業側は現場経験のある即戦力を求めているため、未経験で仕事を受注するのは難しくなります。
なかには「未経験・初心者歓迎!」とうたう案件もありますが、最低限のWebマーケティングスキルは必要不可欠です。
スキルの例としてWebマーケティング施策に関する知識、SNSやブログ運用経験などが挙げられます。
後ほど詳しく解説しますが、いきなり案件を探すのではなく、まずは副業を始める前の準備から取りかかってみてください。
【未経験者向け】Webマーケティング副業の始め方
未経験者向けにWebマーケティング副業の始め方を3つお伝えします。
最初は専門用語や覚えることが多くて大変ですが出来ることを少しずつ増やしていき、Webマーケターの道を切り開いていきましょう。
ブログやSNS運用を通してスキルを身につける
クライアントから仕事を受注するわけではないので、今からでも始められるのがブログとSNS運用です。
ブログを上位表示させるためのSEO対策やアクセス解析、SNSのフォロワー数を増やすための施策といったWebマーケティングに欠かせない手法を主体的に学べます。
しかし、ブログやSNS運用による収益化は数ヶ月以上かかるので、根気よく続けるのが大切です。
最初は試行錯誤を繰り返しながら進めていくので苦労すると思いますが、自然とWebマーケティングのスキルが身についていきます。
Webマーケティングスクールに通う
個人でブログやSNS運用する自信がないあなたは、Webマーケティングスクールの活用を検討してみてください。
スクールによりますが、副業に必要な実践スキルを1〜3ヶ月で習得できます。
また、誰かに相談する環境が整っていない独学は挫折しやすい傾向にありますが、スクールならプロのマーケターが疑問や質問に答えてくれるので効率的な学習が可能です。
独学よりも費用はかかるものの転職先や副業を紹介してくれるスクールもあるので、学習から案件探しまでトータルでサポートしてもらえるのが大きなメリットと言えます。
Webマーケターに転職する
確実に副業案件を獲得するには、Webマーケターに転職するのが最も確実だと言えます。
Webマーケティング案件の採用条件は実務経験を必須にしている場合がほとんどです。
言い換えると、実務経験を積んでおけば獲得できる案件が増えるということです。
未経験からWebマーケターに転職するための方法として、転職エージェントの利用をおすすめします。
転職エージェントはネット上にない求人を多数持っており、あなたに合った求人を紹介してくれます。
また、特定の転職エージェントにしか公開していない独占求人もあるので、選択肢を広げるために複数の転職エージェントに登録しておきましょう。
Webマーケティング案件の探し方
Webマーケターとして働く準備が整ったら、いよいよ案件獲得に挑戦してみましょう。
ここでは下記4つの案件獲得方法について紹介します。
- 知人に紹介してもらう
- SNSで発信する
- クラウドソーシングの活用
- 副業紹介エージェントの活用
知人に紹介してもらう
Webマーケティングの実績が少ないと企業から案件を獲得するのは難しくなるので、知り合いの紹介から案件を獲得する方法をおすすめします。
まったく知らない企業に営業する労力と時間が省けたり、お互いの性格を把握している分、仕事が進めやすいといったメリットがあります。
積極的に声をかけて仕事を獲得できる手段を増やしておくと良いでしょう。
しかし、人によっては相手が知り合いだと単価や勤務時間といった労働条件の交渉がしにくい場合も出てくるかと思います。
後々自分の首をしめることがないように希望単価や担える業務内容を整理し、円滑に仕事が進められるようにしておくことが大切です。
SNSで発信する
TwitterやInstagtamといったSNSを活用して、仕事を獲得する方法もあります。
そのためには実績が必要不可欠です。
たとえば「個人運営ブログが月間1000PV達成」「SNSのフォロワー数を500人増やした」「特定のキーワードでGoogle検索上位1位」といった、結果が分かる実績が好ましいです。
SNS経由でWebマーケターを募集しているクライアントは実績のある人材を求めている場合が多いので、「ブログを運営しています」「独学で勉強しました」だと説得力に欠けてしまいます。
なかなかクライアントから声がかからないと感じたら、「マーケター 求人」「マーケター 募集」などのキーワードで検索して、自分から営業活動を行ってみてください。
クラウドソーシングの活用
クラウドソーシングとはインターネットを介して、企業や個人が業務を発注する業務形態のことです。
代表的なクラウドソーシングとして、クラウドワークスやランサーズが挙げられます。
未経験でも受注出来る案件が掲載されているので、実務経験を積むのにおすすめの媒体です。
しかし、未経験でも出来る案件は母数が少ないため競争率が高くなります。
また、単価も安い傾向にあるため思うように稼げないかもしれません。
ですので、クラウドソーシングで経験を積んだらより難易度の高い案件にチャレンジしたり、副業紹介エージェントやSNSを活用して、案件獲得手段を増やしてみてください。
副業紹介エージェントの活用
ブログ運営やクラウドソーシングで実績を積んだら、副業紹介エージェントを活用してみてください。
より高単価な案件や、あなたの希望に合った案件を紹介してくれるでしょう。
案件紹介はもちろん、クライアントへの単価交渉や手間がかかる契約関係作業の代行もしてくれるので、あなたは業務だけに集中できます。
「案件探しにかかる労力を減らしたい」「自分のスキルにあった案件を紹介してほしい」とお考えなら、副業紹介エージェントに登録してみてはいかがでしょうか。
Webマーケティング副業で気をつけること
勤めている企業が副業を許可していても、始める前に注意してほしいポイントが4つあります。
下記について解説するので、見落としがないようにしっかりチェックしておいてください。
- 就業規則を確認する
- 働く場所や勤務日数を確認する
- 本業に支障が出ない範囲で副業を行う
- 年間20万円以上の収入を得たら確定申告する
就業規則を確認する
本業が会社員の場合、勤めている企業で副業が認められているか事前に確認します。
就業規則によって禁止されているのにもかかわらず、無断で副業を行なってしまうと懲戒処分を受ける可能性があります。
まずは副業が許可されているか、勤めている企業に事前の申告が必要かを明らかにしましょう。
働く場所や勤務日数を確認する
副業の勤務先は「リモートか出社か?」「週何日から働けばよいのか?」「1日の最低稼働時間は?」など、働く場所や勤務日数の確認を忘れないように注意してください。
また、案件によってはトラブル発生による勤務時間外労働や急なシフト変更といった臨機応変な対応が求められるかもしれません。
ですので、本業と副業の両立が難しいと感じたら別の案件を探したり、労働条件の交渉をしたりと、無理のない範囲で副業に挑戦してみてください。
本業に支障が出ない範囲で副業を行う
副業とは本業があってこそ成り立つものです。
本業をおろそかにしてまで副業を行うのは本末転倒です。
長時間労働による疲労や本業が忙しくなる場合を想定して、副業に当てる時間は想定の8割で設定しておきましょう。
たとえば、週10時間稼働できると考えた場合は、週8時間の稼働を見込んで副業を探してみてください。
年間20万円以上の収入を得たら確定申告する
副業の年間収入が20万円以上超えた場合には確定申告が必要になります。
また、年間収入が20万円以下で確定申告が不要でも住民税の申告は必須です。
住民税の申告については自治体ごとに異なるので、各自治体のWebサイトを確認しておきましょう。
副業で収入を得たら税金関連の手間が発生することを念頭に置き、申告漏れがないように注意してください。
まとめ
未経験からできる副業の始め方や案件の探し方について紹介しました。
まず未経験者はマーケティング全般の知識と受注したい案件に必要なスキルを身につけます。その後にクラウドソーシングで未経験・初心者向けの案件をこなしたり、ブログやSNS運用を行ったりと実務経験を積み重ねていきましょう。
そして、SNSや副業エージェントを活用して、より難易度の高い案件に挑戦してみてください。
最初から何十万も稼ぐのは大変ですが、経験を積んでいけば高収入が得られるのがWebマーケティング副業の大きなメリットと言えます。
また、途中で挫折してしまわないように勤務日数や働き方(出社・リモート)を考慮して、本業に支障をきたさない範囲で副業に取り組んでみてください。