「Webマーケターとして働いてみたいけど実際に稼げるのか不安」「そもそもどんな仕事内容なのか分からない」「収入を上げていくためにはどうすればいいんだろう?」こういったことに悩んでいませんか?
Webマーケターと聞くとなんだか難しそうで、どのくらい稼げるのかも分からず不安ですよね。しかし、平均年収がどのくらいかわかれば不安は少なくなり、Webマーケターを目指しやすくなります。近年ではデジタル化が進み、需要も高まっているWebマーケターですが、職種や働き方によって仕事内容・収入は様々です。
これからWebマーケターとして働くなら、稼げる業界・職種を知ってから働くことで稼げる年収は大きく変わってくるでしょう。
そこで本記事では、大きく分けて以下4つのテーマについて紹介します。
各職種での平均年収やキャリアパスについて紹介していますので、本記事を参考に年収相場と自分の得意な領域を見つけ出し、ぜひWebマーケターとしてスキルアップを目指しましょう。
Webマーケターの仕事内容を簡単にご紹介!
Webマーケターの仕事内容を簡単にいうと、「Webを活用することで商品やサービスの認知を高め、売上を上げる仕組み作りをする」ことです。Webマーケティングの仕事内容は専門領域によって違いますが、どの領域でも言えるのは戦略立案・実行・改善を行い、企業の売上アップを目指すことになります。
ネット社会の現代ではWebマーケターの需要は高まり続けるでしょう。理由としては、様々な商品やサービスがWeb上で流通しているからです。
売上をアップさせるために、Webマーケターとして重要な仕事内容は以下3つになります。
- 集客の仕組みを作る
- 効果検証する
- 改善施策を打つ
それぞれ詳しく解説していきます。
集客の仕組みを作る
Webマーケターとして一番重要な仕事は集客です。
全てのビジネスの始まりとなる集客を行い、ホームページやショッピングサイトなどに誘導することで企業の認知を広げ、売上アップに繋げます。
そのための施策は以下のようなものがあります。
- SEO対策
- リスティング広告
- SNS運用
これらを活用してWebマーケターとして集客を行うには、以下のようなスキルが必要になります。
- WebやSNSの特徴を理解
- 適切なツールの活用
- セールスライティング
オンライン上で集客から販売を行う必要があるため、ブログならSEO、SNS発信では各媒体の利用ユーザー層を知るなど、Webの特性を存分に活かす必要があります。また、商品やサービスを魅力的に見せて、ユーザーの購買意欲を高めるためのセールスライティングは、Webマーケターとして必須のスキルといえます。
これらのスキルを活用して見込み顧客を幅広く集めることができれば、売上アップに大きく貢献することでしょう。逆に集客はできているのに売上が変わらない場合、検討違いの施策をしている場合もあるため、次に挙げるような取り組みが必要です。
効果検証をする
企業の売上を上げるために集客を行いますが、そのための施策がうまくいっているのか、見当違いではないかを検証する必要があります。データ収集→分析→改善を繰り返していくことをPDCAサイクルといい、WebマーケティングではPDCAサイクルをいかに早く回せるかで、目標達成のスピードが変わってくるため、仮説を立てて検証と改善を繰り返すことが大切です。
前もって立てた仮設は正しかったのか?などのデータ分析を行い、効果があったものは引き続き実行し、効果がなければ別の施策を次々に試す。検証を正しく行えるマーケターになれば、改善のための施策もどんどん思いつくようになります。
改善施策を打つ
データ分析を行い検証することはもちろん、その後は適切な改善や対策を行うことが特に重要です。「集客はできているか?」「どこで離脱しているのか?」これらの分析を行い、どこに問題があり、どこを改善すべきか決めます。
そして、優先度の高いものからそれぞれ改善を繰り返すことで、新規顧客の獲得から既存顧客のファン化・リピータ化に繋げ、売上アップを図るのです。
ここまで見てきたようにWebマーケターの仕事内容は、集客から売上までの流れをいかに効率よくできるか、検証・改善を繰り返していくことになります。
Webマーケターの平均年収の相場とは?
会社や業種、役職などによって異なりますが、Webマーケターの平均年収は589万円となっています。(参照: 求人ボックス)
しかし、一口にWebマーケターと言っても、職種・業種・ポジションなどによって収入はピンキリです。他の業種と比べても若い人材が比較的多いWebマーケターの特徴として、スキルや経験による年収の幅が大きいことも挙げられます。
実力次第でどんどん上を目指せるWebマーケターは魅力的な仕事と言えるでしょう。
Webマーケターの職種別平均年収をご紹介!
Webマーケターの平均年収を紹介してきましたが、実は職種によっても年収は変わってきます。ここでは主要な職種別の平均年収について紹介していきます。
SEOコンサルタント
SEOコンサルタントの主な仕事内容は、SEOを駆使することでクライアントのWebサイトへの流入数を増やし、集客・売上アップをサポートすることです。
具体的には、Googleの検索エンジンでの検索結果で顧客のサイトを上位表示させることで、多くのユーザーをWebサイトに集め、クライアントの売上アップに貢献します。
そんなSEOコンサルタントの平均年収は、503万円になっています。(参照: 求人ボックス)
Web広告担当者
Web広告担当者の主な仕事内容は、Web広告の企画・設計・分析などです。Web広告を扱う媒体や企業が増えたことで専任として雇われることも増え、広告運用に関する幅広い知識が必要になります。
そんなWeb広告担当者の平均年収は、474万円となっています。(参照:求人ボックス)
SNSマーケター
SNSマーケターの主な仕事内容は、SNS運用を行い個人・企業やサービスのファンを増やすことです。
主に使用するツールは以下があります。
- 公式LINE
- YouTube
これらのツールの中から、ターゲットに合ったSNSを選定して運用することで企業やサービスに関する情報を発信し、ユーザーを増やしていきます。
近年ではSNSで商品やサービスの情報収集を行うことが当たり前となっているため、いかにこれらのツールを活用してコミュニケーションを取りながら顧客を獲得していくかが重要です。
そんなSNSマーケターですが求人ボックスの出している平均給与を確認すると、498万円となっています。
Webコンサルタント
Webコンサルタントの主な仕事内容は、Webサイトの改善・戦略の立案・施策のサポートなどがあります。クライアントの抱えている課題をいかにして解決させ、ビジネスを成功に導くかが鍵です。
これまで挙げてきたようなWebに関する施策についての課題を的確に見つけ、戦略を立てて改善を繰り返すことでクライアントの課題を解決して売上アップに繋げる必要があります。
そんなWebコンサルタントの平均年収は656万円となっています。(参照:求人ボックス)
Webマーケターの年収は業務内容で変わる
Webマーケターの年収は職種・会社によっても違いますが、業界によっても違いがあります。Webマーケターとして働くには大きく分けて広告代理店、Webコンサル会社、事業会社の3種類の働き方があるので、それぞれの平均年収を紹介していきます。
広告代理店
広告代理店の主な仕事内容は、クライアント企業の代理でテレビ・Webなどへの広告出稿をサポートすることです。つまり、クライアント企業とメディア運営会社の間に立つポジションでもあります。
インターネット広告が拡大している背景もあり、広告代理店の中でもデジタルマーケティングに関わる求人が増加傾向です。
クライアントから受け取るマージンの金額に各社でそこまで大きな差はないため、平均年収は426万円ほどとなっています。(参照:doda平均年収ランキング)
Webコンサル会社
Webコンサル会社の主な仕事内容は、Webサイトに関わる課題を解析・改善することです。Webサイトの改修・SEO対策・広告・SNS運用など幅広い施策を行うことで、Webで様々な施策を行っているが成果が出ない企業のサポートを行います。
仕事内容も幅広いため、営業力が高いところに就職できれば広告代理店よりも平均で100万円以上、年収が高いこともあるでしょう。
そんなWebコンサル会社ですが、平均年収としては458万円ほどとなっています。(参照:doda平均年収ランキング)
事業会社
事業会社のマーケティング職の主な仕事内容は、自動車・電化製品・Webサービスなど、自社で提供しているサービスの売上をどうやって上げていくかを考えることです。自分で企画を立て、そのまま商品に反映されることで、企業の売上に直接貢献できる点は魅力と言えるでしょう。また、利益率次第で給料が決まってくることもあるため、大手企業の方が高くなることが予想されます。
そんな事業会社のマーケティング職の平均年収は574万円となっています。(参照:求人ボックス)
Webマーケターの年収を上げる方法とは?
転職する
ここまで見てきたように、職種や業務内容で年収は変わってきます。もちろん高収入を目指すほど、必要なスキルはより高度・専門的になってくるでしょう。
Webマーケターとして年収を上げていくには、まずは広告代理店などで基礎知識の習得から着実な実績をつんでいくことです。そして専門的な知識を身につけリーダー経験も経た段階で、事業会社などに転職し、より高年収を目指しましょう。
フリーランスとして独立する
スキルや経験が身についてきたら、フリーランスとして独立することも収入アップに大きく貢献します。フリーランスのWebマーケターとして働けば、場所も時間も自由になり、スキルさえあれば年収1000万オーバーなども目指せるでしょう。
また、身につけたマーケティングスキルを自分のビジネスに展開していくことで、平均年収を超えて稼いでいけます。
Webマーケターの年収を上げるための勉強方法はこれ!
ここまで見てきたように、Webマーケティングといっても色々な職種・領域があり、何からどのように学んでいけばいいか迷ってしまうことでしょう。結論、「マーケティングは実践こそ一番の学び」だと思います。しかし、基礎的な知識や情報収集するという意味では、以下に挙げるような学習方法もオススメです。
書籍
書籍で学習することのメリットは、マーケティングに関しての知識を体系的に学べることです。価格の割に情報量が豊富なため、知識がない領域を学ぶ際は、複数の書籍をまとめて読むことでかなりの予備知識を身につけることが可能になります。
スクールに通う
独学や自主学習ではモチベーションを維持できずに続けられない、という方はスクールもオススメです。コストは掛かりますが、スクールによっては実践で活躍しているプロから直接学べ、困ったときに質問もできるなどのサポートがあります。
本で学ぶ知識だけでなく、どのように実際の現場でスキルを活かしていくかも合わせて教えてくれるのも嬉しいポイントです。
動画教材
動画教材で学習することのメリットは、YouTubeなどでも有益な情報がたくさんあるため、短時間で学ぶことができる点です。書籍などの文章ではなかなか理解しにくい内容でも、ポイントを映像で分かりやすく説明してくれるため、より理解が深まると思います。
更にUdemyなどの有料動画サービスを用いることで、より実践的な内容を学ぶこともできるでしょう。
Webマーケターのキャリアパスに迫る!
今後ますます成長していくWebマーケティング業界で働いていくためのキャリアパスを見ていきましょう。未経験からWebマーケターを目指す上での具体的なキャリアパスは以下のようなものがあります。
- 広告代理店に就職してコンサルタント能力を上げる
- 社内マーケティングチームのリーダーを目指す
- 事業会社に転職してマーケティング代表となる
- 会社員をしながら副業
- 独立・起業する
Webマーケティングを行う上で必要なスキルは、Web上でビジネスをする全ての人に必要な物です。はじめは広告代理店などに就職して、Webマーケターとして働く上での基本的なスキルを身につけましょう。Webマーケティングに関するノウハウを理解し、各業界・業種での知識や手法などを幅広く身につけることで、市場価値も高まります。
そしてクライアントの課題解決を行いスキルアップ・昇進を目指しながら、慣れてきた段階で個人でもブログ・YouTubeなどに取り組んでみるのもオススメです。
自身の強みを活かせる業界で実績や経験を積み上げることで、正社員として働くか、起業して独立してやっていくのか、自由に選択できるようになるでしょう。
まとめ
本記事では職種・業種によるWebマーケターの年収、キャリアパスについて紹介してきました。Webマーケターはデジタル化が進んでいく、これからの時代に必要な仕事です。
しかし、Webマーケターと一口にいっても、職種や業務内容などによって年収は様々。特定分野のマーケターとしてやっていくか、幅広くWebに関するマーケティングに関わっていくかでも、将来稼ぐことのできる年収は変わってくるでしょう。
とはいえ、未経験からでも転職してスキル・実績を身につけることで、昇進・独立などで多く稼ぐことも可能です。Webマーケティングの手法は様々ですが、1つの分野でスキルを磨き、実績を出すことでほかの分野でも幅広く活用できます。
いずれにせよ、実力次第で多く稼げる可能性のあるWebマーケターを目指してみるのは、これからの時代にマッチしている選択肢です。ぜひチャレンジしてみてはどうでしょう。